ノートパソコンを仕事で使う人、大学で使う人は結構多いと思います。特に今年度も終わりが近づいているので、新しい環境で、ノートパソコンを必要とする人は多くなってくるでしょう。
しかし、今ままでスマホは触っていたけれど、ノートパソコンは触ってもいない人って結構いると思います。そうなると、何をどう選んだら良いかわからないですよね?
会社や大学がこれを買うと良いとおすすめしてくれるのなら良いですが、とにかくノートパソコンを買っておけと結構放任な指示をしてくることもあります。私の時もそうでした。
この記事では、これからの新生活に備え、的確なノートパソコン選びができるように解説していきます。
快適に使えるノートパソコンの選び方
OSで見る点
ノートパソコンのOSは大まかにわけて、Windows、MacOS、Linux、ChromeOSがあります。特に会社や大学からの指定がない限り、Windows搭載のパソコンが必要になると思ってください。MACが必要なら必ず指定がある筈です。
絶対にへんな逆張りをしたりケチを見せて、ChromeOSなどは買わないでください。OSによっては動かないソフトも多く、最悪買い替えが必要になってしまいます。
基本はWindows、指示があればMacと思ってもらえれば問題ありません。
用途別に選ぶ画面サイズ
ノートパソコンは画面サイズによって、持ち運び時の快適さがかなり変わってきます。毎日ノートパソコンを大学や職場に持ち運ぶ必要があるならできるだけ軽い方がいいし、基本家で使って必要な日だけ持っていくというのであれば、多少は画面サイズが大きいほうが日常使いに向いています。
詳しい画面サイズごとの解説は過去の記事にまとめていますので、そちらを参考にして欲しいです。
カタログスペックで見るべき点3つ
ノートパソコンで見るべきカタログスペックを箇条書きにまとめます。最悪でもこの3つだけは覚えて置いてください。
特に家電量販店で売っているようなノートパソコンだと、CPUが動けばいいや向けの廉価版、CeleronだったりAthlonだったりすることがあります。
最近のCPUは廉価版でも性能が上がってきているので、ネットサーフィンだったり動画鑑賞だったりは普通にこなすことが可能です。
しかし、大学や職場での作業となると、Officeを開きつつネットサーフィンで色々調べ物したりと、色々並行しての作業を求められることが殆どです。特に理系なんかだと、他にも重たいソフトの仕様を強制させることもあったりします。
そんな時、廉価版のCPUではプチフリーズを連打することになるので、相当ストレスがたまる上に、作業効率も落ちるでしょう。
SSDはやはり安いものだと128GBのものがあります。ただこんな小容量では最悪、Windowsアップデートも出来ないなんてことになりかねません。またデータをたくさん保存していると、そこそこ良いCPUを積んだものを購入しても、処理落ちの原因となったりします。ストレージ容量はなるべく余裕をもって、512GB以上のものを選択すべきです。
メモリ、RAMに関してはCPUとSSDをケチらなければ、8GB以上あるものがほとんどです。メモリ4GBなんてCeleronでくらいしか見たことないくらいです。
もしメモリ4GBのノートパソコンなんて買ってしまった場合、待っているのはメモリリークからのプチフリーズ連打なので気をつけましょう。
8GBというのは現在のWindowsをまともに動かすために必要な最低条件といっても過言ではないので覚えておきましょう。
価格的には高くとも15万円以内には収まると思います。もちろん家電量販店で買った場合でもです。パソコンショップで買えばもっと安く買えるでしょう。
その他注意点
Officeに関して
基本的に家電量販店で売っているものであれば、ExcelとWordは入っていることが殆どです。ただ大学でも会社でも、プレゼンテーションにPowerPointを使うので、そちらが入っていることも確認したほうが良いです。
もっともこれらが入っていなくとも、サブスクリプションプランのOfficeも出ているので、カードなりPayPalなりで後から簡単に購入も可能です。
入っていればお得ではありますが、無ければあとで買えばいい位の認識で問題ないです。
ゲーミングはやめておこう
ゲーミングノートパソコンというものがあります。これらは総じて高性能なので、性能という面では先にあげた3つのカタログスペックは満たしているでしょう。
ただしこれ、大学や職場で使うには不適切です。というのも
- グラフィックボードの関係で重量増加
- 排熱の問題で爆熱or冷却ファンが爆音仕様
- 結果的に耐久性が低下している
という3つの問題点を抱えています。そもそも今回の目的では、大学や職場でも使うことを前提としたノートパソコン選びですので、これでゲームまで遊ぼうなんてのはちょっと趣旨から外れていますよね。
どこで買うのがおすすめか
順位付けするとこのようになります。では何故なのか解説します。
まずは大前提として、実店舗で買ったほうが何かしらあったときの対応が早いです。大学で使う場合4年間は使うと仮定しましょう。ただノートパソコンで4年間持つかと言われるとちょっと怪しいです。
ノートパソコンはデスクトップよりも排熱なんかの問題で壊れやすいです。実際筆者が大学自体に使っていたノートパソコンも、3年半くらいで1度壊れました。
そういった時にネットで購入したものだと、修理を見てもらうにしても連絡とってから宅配便でメーカーや購入ショップに送って、そこから修理できるかを判断してとかなり時間がかかってしまうんですね。
更にネット通販だと、保証5年とかなっていても、修理全額免除ではないことが多いんです。
しかし実店舗であればとりあえずお店にもっていけばすぐに対応してもらえるので、修理できる内容であれば短い期間で帰ってきます。
そしてパソコンショップの実店舗が一番おすすめな理由は、やはり店員が非常に詳しいからです。彼らはパソコンのプロフェッショナルなので、大学や職場で使うからそこそこの性能のノートパソコンが欲しいと説明すれば、この記事よりもよほど詳しく的確に良いものを選択してくれるでしょう。
家電量販店に関してはむしろ店員はあまりあてにしないほうが良いです。彼らは基本的にノルマ達成のために動いているので、その時に売りたいものをおすすめしてきます。大学や職場で使うんだと説明すると、その程度の用途であればこの一番安い奴でも十分ですよ、なんて笑顔で嘯いてくることすらあります(実体験)。
家電量販店で買う理由はあくまでも一番保証が手厚いからで、アドバイザー的な要素ではむしろ騙しにかかってくるから、3つのカタログスペックだけを信じて選んでください。
ネットショップのメリットは1番安く買えることです。ただし相談なんかには一切乗ってくれないので、自分なりにどこが一番良いのか選ぶ必要があります。パソコンのネット通販サイトってかなり多いですからね。その時期によってお買い得なサイトも変わってくるし、ここで買うのであれば、色々回ってサポート体系と価格を見てから選択するようにしましょう。
まとめ
- CPU:Intel core i5以上 or AMD Ryzen 3以上
- SSD:512GB以上
- RAM:8GB以上
- 高くても15万円以内に収まるはず
- ゲーミングはやめとけ
- 買うならパソコンショップの実店舗が一番
記事が長くなってしまいましたが、とにかくこれだけ覚えておけば問題ないです。これから価格のインフレでもしかすると値段はあわなくなる可能性もあるでしょうが、それ以外は真っ当な評価なはずです。
間違っても安いからと、CeleronやAthlon搭載のノートパソコンだけは辞めておいたほうが無難です。地獄を見ることになりかねませんので。