近年ウィルス感染により清潔さを重視される世の中になってきました。そんな中で皆さんはイヤホンの清掃を行っているでしょうか。
耳に付けておくという性質上、どうしても耳脂や耳クソが付着しやすいのがイヤホンというアイテムです。私は定期的にアルコールティッシュなので清掃していますが、中には気にもしてなかった、面倒くさいからとまるで清掃していない人も居るでしょう。
そんなイヤホンの清掃を自動でやってくれる完全ワイヤレスがあります。この記事では音質にも勿論拘っているハイエンド完全ワイヤレスイヤホン、Audio-technica ATH-TWX9をレビューしていきます。
製品特徴
紫外線除菌機能を備えたケース
完全ワイヤレスイヤホンのケースは充電器としての機能が主で、だいたいそれしか備えていない事が多いと思います。しかし、Audio-technicaのスペシャルなこのATH-TWX9のケースには、紫外線を照射して除菌をする能力を備えています。
耳の中に突っ込むことにより汚れがちなイヤーピースを中心に除菌を行うことで、次に使う際も清潔さを保ってくれます。ずぼらな面倒くさがりに最適な機能ですね。
ただこの機能のせいか、結構ケース自体はバッテリーを食いガチなデメリットもあります。そこまで頻繁に使っていなくとも、思ったよりも電池が減ってるなと感じたことは多かったです。ですのでケースの充電はこまめに行うようにしたほうが良いですね。
あとケースは結構余裕を持って作られているので、社外品の通常サイズのイヤーピースを装着しても、概ね収納が可能です。
ノイズキャンセリング機能も勿論ある
ハイエンド完全ワイヤレスイヤホンだし、当然アクティブノイズキャンセリング機能も備わっています。強度としては十分高く、十分実用的な強さだと感じました。
しかも、このノイズキャンセリング機能は、個人個人に合わせて最適なように調整してくれるので、ただノイズキャンセリングを実行するだけの安物とは大きく仕様が異なります。
ヒアスルーモードも優秀
外音取り込み機能も優秀で、起動するとかなり自然に音を取り込んでくれます。あまり褒められた事ではないですが、これを使えば音楽を聴きながらウォーキングしても危なくは無さそうです。
アプリにもバッチリ対応
オーテク製品向けのアプリも用意されており、そこそこ細かく設定を変更することが可能です。特にコーデックを切替可能なのは便利だと思います。
イコライザなどの機能も備わっているので、色々な音を試したいという人にもありがたいです。
コーデックは3種類
対応コーデックはaptX Adaptive、AAC、SBCになります。LDACが無いのが残念ですが、aptX Adaptiveでも十分に高音質なコーデックとなります。
iPhoneだと最高がAACになってしまうので、そこは注意が必要ですね。
サウンドはナチュラル
高音域は柔らかめで派手さは感じません。人によってはちょっと曇ってると感じるかも。自然で優しい感じのサウンドになっています。
中音域は確かなボリュームがあり、特にボーカル表現が素晴らしいです。正しく艶を感じさせるサウンドです。
低音域は適切な厚みがあり、質感も整っています。硬い感じこそありますが、曇などはなく優秀なサウンドです。
まとめとしてはフラットよりの中低域重視という感じで、自然なナチュラルサウンドとなっています。
イヤーピースは豊富
付属品は完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的なものとなっていますが、イヤーピースが3種類ついてきます。それぞれ軸の長さが違っていて、耳の奥にくるか手前にくるかを調整できるようになっています。
サイズも4サイズ用意されているので、自分の耳にピッタリフィットするイヤーピースを選択できると思います。
まとめ
ケースのバッテリー持ちが気になりますが、これは充電中に紫外線除菌をしているので仕方ないと言えます。
その他はハイエンド製品だけあって高性能で、値段に見合った価値は十分にあると思います。
実はここ最近、Audio-technicaの完全ワイヤレスイヤホンは謎に値下げをすることがあり、定価よりずっと安い値段で買うことも可能です。筆者もこのイヤホンは定価3万円のところを2万円程度の大幅割引価格で購入しています。
気になった方は、今すぐには買わずとも、ほしいモノリストに突っ込んでおくと良いでしょう。2万円近い価格になったら買い時ですよ。