AIでのイラスト生成が一般化してきた一方、AI絵師(爆笑)を名乗るおかしな連中が増えてきました。AIで生成してるだけの癖してあたかも自分で丹精こめて書いたように名乗るのも烏滸がましいと思いますが、かなり倫理観の終わってる連中も大量出没しており、現在無法地帯状態になっています。
大手イラスト投稿サイトPixivでもちゃんと自分で絵を書いている絵師さんの撤退が相次いでおり、今後どうなるか見ものではあります。
AI絵師(爆笑)の終わってる倫理観
現在のイラスト生成AIはかなり進んでいて、構図や画風なんかも真似することが可能です。必要なPCスペック的にもGTX3060 VRAM12GBあれば事足りるので、敷居も低いのでかなり手を出しやすいです。
この手軽に色々出来るという特性がマイナス方面に働いた結果、倫理観の欠如したAI絵師が大量発生しています。たとえばPixivでランキングに載っている画像の放りこんで、別のキャラクターに変更して生成して再投稿とか。
またこの時点でもあれなのにも関わらず、そのコピペ生成したイラストでコンテストに応募するなどの事件も発生。
こんな普通なら盗作と言われても仕方ないことをしておいても、彼らには罪の意識なんて一切なし! 開き直って煽り返す始末です。
Pixivくん、判断が遅い
こんな状態にも関わらずPixivくんの腰は重たいです。ガイドラインの更新すら遅い上、具体的な対策もしないもんだからやりたい放題されています。本物の絵師の作品は無許可で学習されまくってるし、AIイラストが大量投稿されてて検索妨害みたいになってます。
一応見る専門側にはAIイラストの表示頻度を減らす項目があるのですが、これも非表示じゃ無くて減らすだけですし、故意に画像投稿の段階でAI生成作品だと設定しなければ貫通するしでまさに無法地帯です。
結果、今までPixivで活動していた絵師さん、イラストレーター達は次々と作品を非表示、もしくはPixivそのものから撤退開始。そのせいで更にAIイラストの表示頻度が増えていくという地獄のスパイラルに。
学習先がAI生成作品だけになってしまうと、学習データの成長も先細りして進化の袋小路にはいるので、共倒れにはなる筈ですが……。
早急な法整備が求められる
個人で楽しんだり、純粋なAI技術の発展のために扱うのであれば問題なかったのに、倫理観の欠如した連中が大暴れしている以上、政府側も早急に法整備が必要になっていると思います。
今の法律だとAIイラストへの権利問題なんかがあやふやで、中々刑罰が決められないという実情があります。
イラスト投稿サイト最大手のPixivもこんな有様ですし、本職のイラストレーターや絵師が萎え落ちして撤退するのも仕方ないですよね。