SDガンダム ジージェネレーションシリーズ。ガンダムゲームの中でも長い歴史を持つ人気タイトルでしたが、2019年末発売のクロスレイズを最後に、買い切りゲームは販売されていないのが現状です。
かつては人気作品だったのに、なぜこんな事になってしまったのか、この記事ではGジェネシリーズが衰退した理由について考察していきます。
SDガンダム ジージェネレーションシリーズの衰退理由
ギャザビート系の終焉
一言にGジェネといっても2つの形式があります。1つは現状最新作であるクロスレイズのような、原作再現と追体験を重視した通常のシリーズ。
もう一つはスパロボのような各ガンダム作品のクロスオーバーを主軸にしたオリジナルストーリーを展開するギャザビート系列です。
このギャザビート系列のGジェネは主に携帯機を中心に展開されていたのですが、シナリオなんかは結構面白い内容になっていたものの、その他の面で問題を抱えていることも多かったです。
例えばアドバンスではゲームバランスがかなり偏っており、ストライクガンダムと無印ガンダムがほぼ同時期に使えるようになるのに、圧倒的なまでにストライクガンダムの方が強かったりといった具合です。
また実装されているモビルスーツもかなり偏っており、08小隊が参戦する作品なのにEz8も陸戦型ガンダムも無いとか、ガンダムXが参戦するのにエアマスターもレオパルドも無いとかです。主役級どころか主役機自体が無いとかどういうことなのだと。
こんな滅茶苦茶なことをやっていたので、もともとかなり賛否両論があったのですが、最強最悪のクロスドライブが登場したことでギャザビート系列は終焉を迎えることになります。
このクロスドライブはDSで販売されたソフトなのですが、なんと操作がタッチペンオンリーという狂ったことになっています。これの前作品のGジェネレーション DSだとそんな事は無かったのに、何故かクロスドライブでは比喩表現無しにほぼタッチペンでしか操作できないという圧倒的なまでの劣悪な操作制でユーザーからの不満を爆発させました。もちろん筆者もキレました。
ワールド系の微妙なオリジナル展開
SDガンダムのPSP向けのタイトルに、ワールドとオーバーワールドがあります。これらは原作再現を重視した従来のGジェネシリーズの流れを組む作品ではあるのですが、この2作で微妙にクロスオーバーしたりオリジナルな展開があったりします。
ワールドの方はそこまで気にならない程度のオリジナル展開と、毒にも薬にもならない程度のクロスオーバーだったのでそこまで問題ではないのですが、オーバーワールドではかなり苦虫を噛み潰したような思いをさせられます。
オーバーワールドはワールドよりもオリジナル展開が前面に押し出されているのですが、このオリジナル展開が寒々しい内容です。またこのオリジナル展開のためにオリキャラが二人ほと登場するのですが、一人はガオガイガーのソルダードJを彷彿させるようなコスプレした男。もう一人は厚化粧のおばさんです。こいつらがとにかく出張ってくるものだから、ガンダム作品の世界観をぶち壊しにされているような感覚に陥ります。
UC系列とAC系列の分割
ガンダム作品は年々増えていることもあって、その登場メカやキャラクターの数は非常に多いです。このせいもあってか、初代ガンダムの流れを組む宇宙世紀シリーズと、それ以外のアナザーセンチュリーシリーズとで作品をわけることになりました。
ただこれだと対決させられる組み合わせが減ってしまいますし、そもそもアナザー系のガンダムしかアニメで見たことがない層からしたら、自分の知ってるガンダムが出ないから買わないってことも普通にありえますよね。
また、せっかくわざわざ2つにわけたのに、その割には登場するメカやキャラが少ないってのもあります。たとえばSEED系なんて非常にMSVも豊富なのに、ゲーム内に登場する機体は妙に少なかったりします。
ほかにもクロスレイズではガンダムXだけハブられていたり(一応DLCで機体とキャラだけ実装された)と、、なんで2つに分けたのかわからないです。容量確保するために分割したんじゃなかったのかと。
加えて一番ムカついたのが、ターンエーガンダムの扱いです。ターンAって平成の作品ではあるんですけど、宇宙世紀の末路に位置する作品なんですよ。つまりアナザーガンダムの世界観ではないんですが、なぜかこれがアナザーを取り扱ったクロスレイズに登場します。一応DLC参戦かつ、再現シナリオもないという扱いではあるんですけど、にしたってこれはちょっと。
まとめ
- 主役機すら登場させない不遇さ
- ゲームバランスが酷い
- 意味不明な操作性
- オリジナル展開がつまらない
- 2つにわけたのに境界線が曖昧
ほかにもクロスレイズだと、もはやモビルスーツで戦うより戦艦で戦ったほうが遥かに強いとか、高難易度だと理不尽な展開とか、問題点が目白押しです。
懐古厨というわけではないのですが、ゲーム自体の面白さはGジェネ DSがピークだったかなと思います。
もともと賛否両論あったのに、仕様からして不快で面白くなくなったなら、衰退しても仕方ないでしょうね。

