筆者は結構キーボードというデバイスが好きで、定期的に新しいものを購入してしまうくらいには買い替えています。ただこれまで買ってきたキーボードには良いところも悪いところもありました。
そこで、この記事では今まで購入してきた中で特にそれなりの期間使っていたキーボードに関して、まとめて行きたいと思います。なお、あまりに酷すぎたり、単純に自分に合わなかったりして。すぐに使うのをやめてしまったものは省いています。
今までそこそこの期間使っていたキーボード一覧
NPET K10
筆者が一番最初に買ったゲーミングキーボードです。安くてRGBで光るし、メンブレンだけどメカニカルな触感とかいうのが気になった購入してみました。
使い始めは特に不具合も無かったし、特に問題は無かったのですが、途中でブログをやり初めタイピングを多くするようになってから色々と自分にとっては問題がある点があるのに気づきました。
まず変換、無変換キーがないこと。特に無変換キーはひらがなを一発でカタカナに変換するのに、ノートパソコンや付属キーボードでは多様していた自分にとって、これが存在しないというのはかなり不便に感じました。
次にあくまでもメンブレンキーであること。タイピング音はカチャカチャしていて当時は楽しくこそあったのですが、やっぱりキーが重たいので、長文を書き込んでいく際には疲れるんですよね。
また、これ以外にも、RGBと言いつつ発光パターンが固定だったり、Nキーロールオーバーがメカニカルキーボード程では無かったり、打鍵音はともかく打鍵感は別にメカニカルでは無かったりなど。
2000~3000円で買えると考えれば妥当なキーボードではあるんですけど、自分が求める水準には達していなかったです。
FILCO Majestouch 2
※上の広告はバージョンアップしたMajestouch 3なので超おすすめ品です。
ちゃんとしたメカニカルキーボードが使ってみたいと思って買った、人生初のメカニカルキーボードでした。値段も普通のキーボードと比べて安くはないんだけど、有名メーカー製でスイッチもCherry純正だったということもあって、これを選びました。実際満足度は結構高かったです。
ただし、筆者が使っていたのはMajestouch 2という旧モデルなのですが、そちらはABS樹脂に普通のレーザープリントでの印字だったため、指紋でキートップがテカってくるし、印字も経年劣化でハゲてくるという問題がありました。
テカリだけなら日頃のケアでどうとでもなるのですが、長く使っていたため良く使うキーの印字がかなり擦り切れてしまったのと、新しいキーボードが欲しくなったという理由で使用終了になりました。
ちなみに広告のMajestouch 3はキートップの材質がPBTに変更されたことで指紋や皮脂汚れのテカリに強くなったのと、ダブルショット方式に印字が変更され、物理的に印字が消えてしまうということもなくなったので、筆者が感じていた主な不満点は解消されています。
Logicool G512
メーカー製のゲーミングメカニカルキーボードの中でも、当時から安い部類にあったので購入した製品です。最初に買ったときはまだLogicoolとオムロン共同開発であった、Romer-Gという独自スイッチが現役で、キートップの印字なんかもこれを活かした設計になってたんですよね。
この旧バージョンであればまだおすすめ度は★3つだったのですが、新バージョンに移行した際にスイッチが高耐久モデルだったRomer-Gではなく、kailhという中華メーカーの出している、よくあるCherry互換軸のカスタム品になってしまって独自要素が消えてしまいました。
筆者は二年保証内ギリギリでの故障の際に、この新バージョンへの交換になったのですが、この新しいスイッチで特徴がなくなった他にも、これまでRomer-Gに合わせたものになっていたキートップの透過印字が、この互換スイッチになったことで綺麗に光らなくなった点がムカついたので、どうせもう保証切れるしと別機種へ交換することになりました。
Logicool G813
筆者の中でLogicoolキーボード不信の止めとなったゲーミングメカニカルキーボードです。当時はキーボード界隈全体でロープロファイル、薄型ブームが巻き起こっていて、筆者もそれにつられてこれを購入しました。
打鍵感に関しては非常に良好でして、買ってすぐはこれでもう他のキーボードを買わなくても良さそうだなと思っていたのですが、そんな淡い期待はすぐに裏切られることになります。
まず最初に気づいたのは、キーボード本体がなんか撓んでいる点です。実はこのキーボード、薄型という形状のせいなのか、本体の剛性が足りておらず、中心部あたりがなんか歪んでいるんですよね。これに関してはかなり個体差もあるのに、Logicool曰く仕様とのこと。
筆者の個体は見た目こそあれでしたが、特に使用には問題なかったので、そこは気にしないようにしていたのですが、今度は8ヶ月くらいたって気づきました。
「キートップ剥げてるやん……」
もうね、いろんなキーが剥げだしているんですよ。印字部分が剥げているものもあれば、あまり触れない筈の角部分まで剥げているのとか様々です。加えてやっぱりABS樹脂なせいなのか、表面の指紋や皮脂汚れに由来するテカリも多いし、これは拭いても中々きれいにならない。
加えて、本機種はLogicoolの旧ゲーミングソフトウェアには対応していなくて、使いにくいインスコすらできないと非常に悪名高いG HUBにしか対応していないと、もうあらゆる面で不満しかなくなってきたのでギブアップしました。
ROCCAT Vulcan 122
まだロープロファイル熱が筆者の中では冷めていなかった為、購入しました。価格がメーカー製にしてはかなり安いし、とにかく見た目が綺麗と評判だったことが購入の決めてです。
ただ、実際に使ってみると、G813ほど打鍵感が良くない上に、キーが若干重たくて指が疲れやすいという不満点がありました。
また、買って早々に一度謎のチャタリングが発生(後日には治っていた)したこともあって、ちょっとこれをメインで使うには怖いなとい思いがありました。
それからしばらくは後述のキーボードと併用して使っていたのですが、最終的に後述のキーボードが非常に良かったのもあって、売却はしませんでしたが倉庫行きとなりました。
Razer Huntsman V2 JP Linear Optical Switch
先のROCCATの奴が信用できなくなったので、いつ壊れても良いようにスペアのモデルが欲しいと思ったので購入しました。最初は同じRazerの薄型を検討していたのですが、そちらはかなり品薄だったのと、何やら良くない噂があったので、なら評判良いし在庫も多数あるこっちをと選択しました。
この子は現在も気分転換として、二枚看板構成で使うくらいには優秀です。下手な静音リニアスイッチよりも静かな打鍵音と、ここち良い打鍵感、高品質なダブルショットPBTキートップと、デバイス本体に関しては一切文句のつけようがありません。
ただソフトウェアの方がちょっと残念な出来で、他のゲーミングデバイスメーカーのソフトと喧嘩してしまうので、Razerと他のブランドのゲーミングマウスという混成ができないというのが悩みのタネです。
ゲーミングデバイスに関しては、現在は全部Razerで統一することで対処しています。
iKBC CD108
ホットスワップという機能が流行っていて、自分もそれができるキーボードがほしいなと思ったので購入しました。最初から使われているスイッチが評判の良いGateron Pro軸だったのも、選択のポイントです。
実際使ってみると、打鍵音打鍵感ともにかなり素晴らしいですし、指もなかなか疲れにくい丁度いい重さ。機能的にも最近のキーボードでできること詰め込みましたという感じになっていて、オフィス向けのキーボードとしてはこれで不足することは無いと思いました。
ホットスワップに関してはガッチガチにハマっていて硬いんですが、このキーボードに限らず、どうにもこれが普通のことらしいです。まあ緩いと今度は逆に意図しないことで外れたりして使いにくくなってしまいますからね。
前述のRazerのキーボードと合わせてメインで運用しています。
まとめ
ここまでいろんなキーボードを使ってきたわけなんですけど、値段=満足度ではないというのが悩みどころですね。どんなに高くて高性能を謳っていても、長く使ってみると結構な不満点が出てきたりもします。
FILCO、Razer、iKBCの今回紹介したキーボードは、買って損したと思うことはまず無いと思うので、皆さんも気になったら是非購入してみてください。