最近のイヤホンの主流はカナル型で、イントラコンカ(インナーイヤー)型のイヤホンは、有線無線問わず種類が少ないです。私も今でこそカナル型に慣れましたが、初めてイヤホンを運用し始めたときは、耳の中にイヤホンを突っ込むという異物感が嫌いでした。ですのでこういったインナーイヤー型イヤホンも、一定数の需要があると思います。
今回紹介していくのは、かなり古くから現在に至るまで販売さて続けている、JVCケンウッドのグミホンになります。古いだけあってイントラコンカ型で、装着感に定評があります。
製品特徴
若干やわらかさを感じる装着感
耳に当たる部分がハードタイプのグミのようになっており、若干のクッション性をもっています。これにより装着感がなかなかによく、長時間装着していても疲れや痛みを感じません。
このイヤホン最大のセールスポイントといっても良いでしょう。
音質は値段相応
中高音域に比べ低音域は多めに出ているので、弱ドンシャリといった感じの音質でしょうか。ただ、高音域のシャリ付きは少々キツメに感じます。また、少々音が籠もった感じもあって、明瞭感は感じられません。
総合的に見て、600円台ならこんなものかと納得できる音質です。
可愛らしい見た目と豊富なカラーバリエーション
高級感こそ無いものの、可愛らしい見た目をしており、つけていてファッション製を損なうようなデメリットはありません。
耐久性は高くない
リケーブルできないため断線が怖いのはもちろんの事、ダイナミックドライバが割れやすい位置に搭載されており、そこそこの力が加わると割れてしまう可能性があります。ですので耐久性には期待しないほうが良いです。
私も学生時代はこれをメインにしていましたが、外で使っているものは半年、家で使っているものは1年が最長記録の耐久年数です。流石にダイソーなどの百円イヤホンよりは丈夫なはずなので、使い捨て感覚で使用できると思います。
600円台で買えるリーズナブルさ
家電量販店で買う場合は1000円近くすることが多いですが、本機は通販サイトで購入すれば600円台で購入することが可能です。もちろんAmazonや楽天市場でも購入可能なので、手軽に購入可能です。
まとめ
良い点
- 装着感が良好
- デザイン性の良さ
- 非常にお安い
悪い点
- 音質は値段相応
- 耐久性の低さ
設計が古いこともあり、このイヤホンは音楽を聴き込むというよりは、垂れ流す感じに使うイヤホンです。音質こそそこまで良いものではないですが、長時間使用に向いているので、作業用BGMやラジオに最適だと思います。
とにかく安く、デザイン性も悪くない、使い捨て感覚で気軽に使えるイヤホンが欲しいという人には向いている製品だと思います