iBasso Audio DX160は通常のAndroidを少しカスタムしたOSを搭載したDAPです。ただのこのOS部分のせいで、持ち前のスペックを活かしきれていないとされています。そこで、非公式ながら配布されているMango OSを導入することで、音質を向上させる方法を紹介していきます。
免責事項
この方法を試して失敗した場合、当方は責任を負いかねます。
また、メーカー保証も適応されなくなります。全て自己責任となっとくされた方のみ、Mango OSの導入を行ってください。
用意するもの
ネット上で用意するもの
GitHub - Lurker00/DX160-Firmware-Add-on: Add-on to DX160 Android 8.1 firmware
この2つは上記のリンクからダウンロードできます。場所が少々わかりにくいので、ダウンロードするものの場所も画像で示しておきます。
iBasso DX160 firmware add-on by Lurker
Add-on by Lurker for iBasso DX160 firmware, Android 8.1
- balenaEtcher
balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives
こちらはトップページからダウンロードを押すだけでダウンロード可能です。
現実で用意するもの
- パソコン
- MicroSDカード(4GB以上)
- SDカードリーダー
- DX160本体(充電しておくこと)
MicroSDカードはフォーマットしてしまうし、容量が大きいと時間がかかるので、普段音楽を入れているものではなく、8~32GB程度のものを別途用意した方がいいです。
手順
①zipファイルを解凍してbalenaEtcherを実行
②balenaEtcherでSDカードに書き込む
基本的には画像のように作業していけば問題ないです。MicroSDカードのドライブは絶対に間違えないようにしてください。間違えて大切なデータの入ったドライブに書き込んでしまうと、データが消滅して大変なことになります。
成功すると終了の知らせがでます。MicroSDカードの容量が4GB程度に小さくなりますが、仕様なので気にしなくていいです。
③MicroSDカードにsdupdate.imgを上書きする
DX160-A8.1-L1.28b1-sdupdateフォルダの中に、sdupdate.imgが入っているので、それをMicroSDカードに上書きします。これでMicroSDカードの方の準備は完了です。
④DX160にSDカードを入れて起動する
十分に充電され、電源を落としてあるDX160に、準備したMicroSDカードを入れた状態で起動してください。すると自動的にMango OSの書き込みが始まります。
画面が乱れますが仕様なので気にしなくてよいです。書き込みが終了すると、英語でMicroSDカードを抜いてくれと指示があるので抜いてください。あとは再起動すればMango OSの導入は完了します。
⑤Androidが立ち上がる場合
私の環境だと、再起動した際は今までのAndroid OSが立ち上がりました。が、これはデュアルブート状態になっているだけなので、電源ボタン長押しをすると、Mango OSへ切り替える項目が追加されている筈です。そこを押せばMango OSの方を使用できます。
逆にAndroid OSを使いたい場合は、歯車ボタンを押してadvancedを選択、一番下の欄にあるAndroid systemを選択すれば切り替えできます。
言語設定は最初は英語になっているはずなので、日本語が良い方は同じ手順でLanguagesを選択し、日本語を選んでください。
Mango OSのメリット・デメリット
メリット
- 音質が上がる
- デジタルフィルタの種類が増える
デメリット
- ワイヤレスイヤホンが使えない
- ストリーミング再生ができない
Mango OSを使う場合は、有線イヤホンに特化していると考えてください。無線イヤホンは使えないし、ストリーミング再生もできなくなるので、本体及びMicroSDカードの音源しか再生できなるなります。
MicroSDカードを元の容量に戻したい
SDメモリカードフォーマッター - SD Association
ここのサイトからソフトを落として、ソフトからフォーマットかければ元の容量に戻ります。