マウスパッドというと布製のものが主流だと思います。Amazonなんかでもマウスパッドを探せばたいていは布製のものを販売していて、一部合成革やメタルなどの材質のマウスパッドという感じになっています。
ただ布製のマウスパッドって、半年も使っていると傷んできたり、手汗なんかを吸って汚れてきてしまいます。汚れに関しては洗えば良いという意見もありますが、手洗いした程度では染み込んだ汗や手垢は中々取れないですし、最悪表面の滑り心地が悪くなります。
なので、今回は合皮素材のうち、PUレザーマウスパッドを購入してみたので、それについてレビューし、布との差異を纏めていきたいと思います。
なぜ本革素材ではなく合皮を選んだのか
そもそも何故本革ではなく、合成革素材のマウスパッドを選択したのか解説していきます。まず本革って普通に高いんですよ。今回筆者が購入したものは、1099円と中々リーズナブルなものだったんですけど、同じ厚みかつ同じサイズの本革を購入するとなると、その価格は５０００円にまで膨らみます。５倍近くするわけですね。
もちろん、本革には合皮にはないメリットも結構あります。合皮の寿命はだいたい２年くらいと言われており、それまでにぺりぺりと捲れるなどの痛みが発生します。しかし本革は基本的にそういう劣化の仕方はしません。単純に質感なんかも優れているし、ちゃんとクリームなどでケアしてやると経年劣化ではなく経年変化をしていくのが楽しめます。
しかし本革は動物由来の素材です。人間の手汗なんかもばっちり吸ってしまいますし、日本みたいな高温多湿な環境下では、カビが生えやすいという問題があります。これらは定期的に干したりクリームを塗り込んだりすることで回避は可能なのですが、結構頻繁にマウスパッドが使えなくなる時期があると考えると、あまり良くないと思います。
また筆者的にはマウスパッドなんてのは、傷んだら買い替えるというスタンスでやっているので、そんな面倒くさいことはしたくないというのもあり、合皮素材のものを選択しました。
購入したPUレザーマウスパッドの特徴
かなり滑る
筆者が購入したマウスパッドに関してですが、結構滑りやすい表面でした。以前まで使っていたマウスパッドは、エレコム製の大判ゲーミングマウスパッドなのですが、一番安かったのもあって滑りやすいモデルを購入しています。
それと比べても結構滑りやすいので、ゲームではスピード感よりも精密にピタッと止まるマウスパッドが好みって言う人には、ちょっとこの購入したマウスパッドは合わないかなと思いました。
ただ筆者的にはちょっと慣れが必要だったけど、特に使いにくいというほどでもないマウスパッドだったので、この点は悪くなかったと思います。
あまり手汗を吸わない
そもそもPUレザーという材質上、撥水性に優れています。なのであまり汗を吸わない点が魅力です。
今まで使っていた布製のマウスパッドだと、手をすべらせれば汗と手垢がどうしても刷り込まれてしまいます。アルコールティッシュで拭いたり、卓上クリーナーでゴシゴシブラッシングしてはいましたが、それでもやはり限界というものがあります。
しかしこのPUレザー製のマウスパッドだと、手汗や手垢がついたとしても簡単に拭き取れるので、清掃も簡単ですごくよかったです。
PUレザーなので比較的丈夫
流石に本革には劣るのですが、一般的なかばんとかに使われているPVCレザーと比べると、PUレザーの本製品は丈夫なものになっています。
とくに常時マウスを走らせるものであることを考えると、PUレザーのものを購入するというのは長持ちさせたいのであれば大事なことだと思います。
変な匂いはしない
多少プラスチック臭みたいなのはありましたが、それも至近距離でくんかくんかしなければわからないレベルの臭いでした。筆者的には全然気になりません。多分PUレザーという材質上、臭いも染み込みにくいのでしょう。
今まで筆者は色々なマウスパッドを買ってきましたが、そのほとんどは布製品です。そして、その中でも安物に共通していえるのは、変な匂いが染み込んでしまっている点です。中にはあまりの激臭にしばらく使うのを諦めて、ファブリーズを定期的にかけながら天日干ししていたものもあったくらいです。
PUレザーにはそういう地雷が存在しないと考えると、安物を買い替えて使っている人にとっては大変素晴らしい製品だと思います。
まとめ
滑りやすいという癖はあるけれど、その他には特に不満点もなく、むしろ汚れに強い、拭き取り安いというメリットがあるぶん、中々素晴らしい材質なんじゃないかと思います。
滑りやすいというのが嫌でないならば、PUレザーも悪くない選択肢だと思います。
