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やたらとクオリティーの上がっている中国の偽物製品について

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中国と言えば偽物なんて言われるくらいには、中国では大量の偽物が出回っています。昔は明らかに偽物とわかるくらいには低クオリティなものが多かったのですが、現在では本物と見分けがつかないくらい精巧なものも出始めていて、その努力をもっと別のとこに活かせよと思う次第です。

この記事では中国の偽物の中でも、かなり真価を遂げているというものについてまとめていきたいと思います。

 

中国の偽物製品について

AirPodsはかなり精巧

中国のレベルが上がった精巧な偽物商品というと、一番に上がってくるのはAirPodsだと思います。

昔のAirPodsの偽物は、雰囲気が似てるだけの偽物でTWS i7という製品でした。この製品は完全ワイヤレスイヤホンとしても当時基準でもかなり低性能なものとなっており、SOUNDPEATSあたりの廉価版TWSを買ったほうが遥かにマシでした。

形状も本体を遠目で見たらわからない形状ではあるものの、本物の形状を把握している人が近くで見れば、一発でデザインを真似たパチモンであることが分かる程度には造形に差が出ています。

通販以外でも、ゲームセンターなんかの景品でばらまかれていることもあったので、実は見たことがあるって人は多いかもしれませんね。

 

しかし現在においては非常にクオリティーが上がっています。形状はまったく一緒、質感もまるで差がない。重さを測ってもほぼほぼ同じ重量で、両方を比べて持ち上げてようやく、なんか重心が違うなと気づく程度の差なんです。

加えてシステム的な面でも、iPhone上においてAirPodsとしっかり表示されるような、チップ部分にまで拘っている製品となっています。

しかし。それでもやはり偽物は偽物でして、iPhone側で出来るAirPodsの細かな調整が機能しておらず、見せかけだけの仕様となっています。

 

i7の方は現在雰囲気似ているだけの製品という感じでほそぼそと販売されているのですが、後者の精巧になったAirPodsは違っており、メルカリなどで本物として販売されていることもあります。

本物のAirPodsを手元に持っていて、重心を確かめないと本体だけでは見分けが付きませんし、iPhone上でも見せかけだけは機能しているので判別は非常に難しいですからね。これは騙されてもしょうがないクオリティとなっています。

 

 

iPhoneは形だけ

AirPodsがあるならばiPhoneも当然偽物が存在していますが、こっちはそこまでクオリティは高くありません。見た目のクオリティに関してはそこそこ頑張っているものが増えています。

しかし、流石に偽物に高性能なSoCを積むのはコスト的に意味がわからないためか、やっすいSoCを搭載するためカックカクの動作になってしまっています。その結果どうせそこでバレるからと、外見の材質や質感はかなり妥協されている感があるのです。

 

一応Android OSのUIをカスタムして、かなりiPhoneiOSに近い見た目にしているので、iPhoneを使ったことがない、知らない中国人とかであれば普通に騙せるようなクオリティだとは思いますが、流石に日本人でこれを渡されて、本物なのか疑いを持たない人は少ないと思う出来栄えです。

 

ちなみカメラは三眼とかになっていてもそのうち2個はフェイクレンズだし、顔認証なんかも見せかけで誰の顔でもロック解除するようになっていたりと、純粋なスマホとしての性能は最初期のスマホに毛が生えた程度でしかありません。

当然セキュリティ的にも非常に危ないので、間違っても自分のアカウントで使おうなんて思ってはいけませんよ。

 

驚愕の変身ヒーロー玩具

昔の中国製の変身ヒーローの玩具は、夜店で売っている偽物並の製品でした。明らかに質感の悪いプラスチック造形に、変な中国的な音声が入っているものでした。パッケージの名前も微妙に変更されており、カマンライパーカイウとかなっていたります。

この偽物玩具は変身時の音声が、何故かやられた時の悲鳴になっており、その低すぎるクオリティもあってYoutubeなどの動画サイトで話題になりました。

 

しかし、そういった偽物が多く出回る一方で、AliExpressなどの中華通販ではとんでもないクオリティのものが出回り始めました。

ぱっと見は本物の仮面ライダーの変身ベルトに見える見た目に進化しています。子供向けのDX版ではなく、大人向けのCSM版に近い造形で、かつその価格はDX版の玩具程度の価格となっています。

たまに塗装に汚れがある場合もあるのですが、そこまで目立つほどに汚れているわけではないですし、なんなら本家CSMも塗装ハゲや汚れ、割れなんかの問題が見受けられますので、悪い意味で差がないです。

 

造形が良くても機能が駄目なんじゃ、なんて思うのは自然な事だと思います。しかし、実際にはその機能面も非常に優秀です。サウンドの品質は流石に劣るのですが、音声を鳴らしたり光ったり、他のアイテムとの連動も問題なく行えたり。なんなら本家CSMの方の不具合や仕様で出来なくて、炎上していた部分が改善されていたりするので、偽物といってもクオリティでは劣っているとは一概に言い切れないんですよね。

 

なんなら自分が子供の時、本物のDX玩具よりこっちが欲しかったと思うくらいにはハイクオリティな仕上がりなっていて笑ってしまいました。

 

まとめ

中国製品が全体的にクオリティアップしてきているのは割と知れていることだと思います。けれどどうしてその技術力をオリジナルの製品ではなく、偽物で発揮してしまったのかに困惑を隠せません。

特にAirPodsも変身ベルトも、偽物だと知らせずにプレゼントされたら本物と勘違いしてしまうくらいにはクオリティが高いです。

 

中華企業にはその技術力を活かして、もっとオリジナルの製品を作るように期待したいですね。

 

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