激安の殿堂、ドン・キホーテ。なんでも売っているこの面白いお店には、当然のようにパソコンも売っているわけですが、その性能はといえばはっきりいって低性能です。はっきりいってまともに使えるような代物でもないので、今回はなぜこのPCが駄目か解説して行きます。
基本的にどのPCも駄目
２０２０年１１月現在において、販売されているすべてのPCはまともに使える代物では無いです。価格が安いからと購入してみるとカネドブになりかねません。
圧倒的なまでに非力なCPU
ドン・キホーテのPCに使用されているCPUはIntel Atom x5-Z8350やAMD A4-7210などの廉価版省エネ系CPUです。これらのCPUはお世辞にも高性能とは言えず、ネットサーフィンですら若干もたついてくるありさまで、特に動画の視聴は快適とは言えないレベルです。
互換オフィスが付いてくる場合も多いため、ちょっとした作業に使おうかなと思って購入する人も多いですが、とうぜんそれももっさりしており、積み重なれば時間のロスになるのでおすすめはできません。
ストレージがeMMC
ストレージに使用されているのはSSDでもHDDでもなくeMMCです。容量は少ないし書き込み読み込み速度も早いとは言えないです。その少ない容量のせいでWindowsの大型アプデが出来ない場合もあります。
ストレージなんて換装すればいいと思うでしょうが、後述の理由でそれも難しいです。
中身は実はタブレット
非常に安価なドンキPCですが、安さの秘訣はその内部構造にあります。よくある中華タブレットで使われている基盤を利用する事で製造されているため、一般的なPCとはまるで作りが違います。
とうぜん分解してメモリを増設したりSSDに換装するなんて事は非常に難しいので、拡張性は皆無と思っていいです。
ノートPCのキーボードは独自配列
ノートタイプのPCは英語配列を無理やり日本語配列に変更している為、かなり無茶苦茶な並びになっています。普通のキーボードで慣れている人にとっては違和感しかありません。無駄な事をせずに英語配列で出しておけばよかったのに。
小型のミニノートも当然のように特殊配列で、やはり使いやすいとは言えません。ミニノートという商品カテゴリ自体がそんな風潮ありますが。
モニタ一体型のデスクトップはキーボードと本体が分離しているので関係ありません。
まとめ
正直ドンキPCというのは本当にネットサーフィンしかしないとか、緊急時にしか使用しないとか、そういった割り切った使い方をする目的でしか購入するべきではないPCです。常用するにはキツイスペックのPCですので、普通は家電量販店やらネットショップやらで、まともなPCを購入した方が絶対に良いです。
