Holo X Breakは最近Steam上で配信された、Vtuberグループであるホロライブを題材としたベルトスクロールアクションゲームです。お値段なんと無料ながら、アクションゲームとして十分なクオリティを持っている上、ホロメンのボイスまでしっかり収録されているという、かなり気合の入った作品となっています。
ちなみに開発しているのはHolocureと同じところなので、その完成度の高さはいうまでもないでしょう。
この記事ではHolo X Break、ある程度遊んだ状態での感想になります。ネタバレ要素は含みますので注意してください。
Holo X Breakについて
必要なスペックは抑えめ
ドット絵の2Dアクションゲームなので、最近の美麗なグラフィックゲームみたいに高性能は求めてきません。64bitOS対応のCPUさえ搭載されていれば、普通に遊ぶことが可能です。
ゲーミングパソコンなんて持ってないよって人で、よほど古いノートパソコンでもなければそれなりに遊べると言えるでしょう。
小ネタが多い
ホロライブのファンメイドゲームというだけあって、街にそれらしい商業施設があったり、背景で他のホロメンが歩いていたりと、小ネタが豊富になっています。特に1面はそれ関係のネタが豊富なので、マップを歩いているだけでもファンなら楽しめると思います。
ベルトスクロールアクションゲーム
このゲームはスーファミ時代にはすでに存在していたジャンルである、ベルトスクロールアクションゲームになります。ファイナルファイトなどを思い浮かべて貰えば、おじさん世代にもわかりやすいと思います。
通常攻撃に回避、武器攻撃など基本的な要素の他にも、アビリティや必殺技など様々な要素が目白押しとなっています。
装備システムが重要
このゲームでは一定距離を進むと敵が一定数出現して、それらを倒すと報酬ボックスがでてという流れを繰り返し、ボスのいる5層目まで進むという内容になっています。
この報酬ボックスではコインの他に、消耗品や装備が出てくることになります。この装備がかなり重要となっていまして、その装備品共通の特殊な効果(無い物もある)に加えて、ランダムな能力値上昇効果がついています。
この能力値上昇が重要で、HPや攻撃力、素早さの上昇があるものは優先的に装備していきたいです。これらは各ステージクリア後にいる、鍛冶師のカエラにコイン消費で強化して貰えます。これで上記のステータスアップ効果を底上げして置かないと、よほどこれ系のゲームがうまい人でないと終盤かなり困ることになりかねません。
スタンプ機能
マルチプレイで使えるスタンプ機能があり、コインを消費して購入したり、実績解除などで獲得可能です。現時点で140種類以上もあり、かわいいものからユニークなものまで豊富に揃っています。
プレイしての感想
難易度はシステムを理解すれば難しくはない
最初はかなり難しく感じました。そもそも筆者がこれ系のゲームが下手くそで、友達にキャリーしてもらってのクリア経験しかないクソ雑魚ナメクジだったのもあります。
ただシステムを理解して、装備品をしっかり強化さえすれば、ストーリーモードであればノーコンティニューでもクリア可能でした。
キャラクターはかなり性能差があり、それこそ難易度に直結するくらいでした。筆者は最初ねねちを使ってストーリーモードをクリアしました。彼女は回復アビリティと敵をホーミングするクワガタ召喚アビリティを持っていて、かなり強かったです。
ただハードモードは別です。ハードモードも一応クリアしましたが、死にまくりながら運良くクリアできた感じなので、相当難しかったです。コンティニューできないので負けたら最初からですし。
時間が結構かかる
このゲームは途中セーブがなく途中で辞めると最初からになってしまいます。そのせいでワンプレイにかかる時間が結構長くて、およそ1時間強もかかります。
これは正直良くないと思います。隙間プレイに遊ぶユーザーだって多いですし、長くても30分程度で終わるようにしてほしかったです。もしくはせめて面ごとに途中セーブができるようにして欲しかったですね。
最新アップデートで中間オートセーブ追加来ました! やったぜ!!!!!!
楽しいのは間違いない
ワンプレイの時間がかかるという難点はありますが、ゲームそのものの出来としてはかなり良質です。なんだかんだどのキャラもしっかり差別化できていますし、ホロライブのファンでなくとも楽しめるゲームに仕上がっています。
しかも完全無料で遊べるので、とりあえずインストールして遊べば良いんじゃないかなと思います。