
学校教育においてパソコン、プログラミングが取り入れられるようになってからそれなりになりますが、今これは新たな問題を抱えているようです。もともとは国、地方自治体が負担する形であったこのタブレット端末ですが、現在はなんと保護者方が負担するようになった地区が増えてきているらしいです。
もともと筆者的にはそもそもこういう形でのパソコンの授業には否定的だったのですが、さらに悪化を見せているだけにさすがIT後進国だなと思っている今日このごろ。今回の記事ではこのタブレット端末の自己負担についてまとめていきたいと思います。
高校授業、タブレット端末の自己負担化について
流石に負担が高すぎる
タブレットを買うだけであれば、一見すればそんなに負担は大きくないように感じるかもしれません。現在は安くてそこそこ使えるタブレットは、3万円も出せば購入できるのですから。
しかし、それはあくまでも自分で選んで買った場合の話です。というのも高校の授業に使うタブレットは、原則高校が指定したものを買わなければならないし、多くのタブレットをオンラインで繋いで使用する関係で、セキュリティソフトも必須化され、加えて学習用の無駄に高い有料アプリケーションも必要となります。香川県を例に出すと、およそ75000円の出費となるようです。
最近ガジェット全般がインフレ気味であるので、ガジェオタ的には大したことのない価格に思えるかもしれませんが、普通に考えれば75000円というの中々に高価です。これに加えて学費がかかるので、保護者の皆様方の負担は相当なものになるでしょう。
一応、結構前から高校の授業料無償化などの精度は出来てこそいるのですが、これはすべての家庭に適応されるものではありません。
加えて、タブレット端末というものは割と短命です。内蔵バッテリーが劣化してきますし、最悪バッテリーが膨張して破損なんてことも起きます。加えて、学校の狭苦しい学習机で使うとなると、ふとした拍子に落としてディスプレイが割れるなんてこともあります。
こうして故障したらまた保護者がタブレット本体を購入しなくてはならないので、かなり苦しいと思います。
しかも中古も禁止で毎回生徒一人につき一台購入させられるのでお古も不可。そうなってくると兄弟姉妹の多い家計の負担は尋常じゃないでしょう。国は子ども増やせとかいってるのに、こういうアホなことしてるから少子化が止まらないんですよね。
なんでコンピューター室でやらないの?
そもそも、なぜ一人一台タブレットを持ち込んで授業を行うかという疑問もあります。まずプログラミングを焦点に当てますけど。通常プログラミングを行うのはパソコンが適しています。実際、筆者も高校と大学で軽くプログラミング言語を履修していますが、Windows、Linuxを使ったものが主流でした。
ChromeOSやiOSでプログラミングなんてしたことがありませんし、出来てもやりにくいと思います。画面が小さくて視認性が悪いですし、タブレットケース一体型のキーボードでは打ち込みにくいですからね。
そして筆者がプログラミングの授業を受けるときは、移動教室でコンピュータールームまで移動していました。なんなら小学校と中学校でも、プログラミングではなくワードやエクセルの授業でしたけど、やはりコンピュータールームでの授業でしたね。
一応一人一台という形式にすれば、授業の回数を増やすことができるというメリットもあるのはわかりますが、効率的な作業が行えないのでそんなに良い点ばかりには思えないです。個々人のデータに関してはUSBメモリを用意して、そこに各自保存させるようにすればいいだけのことです。
こんな事で高校に通えないのは可哀想すぎる
日本国民全体の貧困化が進んでいることもあり、経済的な問題から高校に通えないという子どもは増えているとされています。あしなが育英会みたいな支援組織もあるようですが、そういうところでも全員は救えないでしょう。
実際、筆者の同級生にも、こうした経済的な問題で進学できないという人は何人か見かけました。だいたい1クラスに二人ぐらいは居ました。大っぴらにしているのがそのくらいというだけで、あとから高校に進学していなかったということが発覚していた人もいたので、貧乏を恥じて隠していた人もいたことでしょう。
筆者のキッズ時代でもそんなことがあったのに、今ではさらにそれが酷くなっていることを思うと、なんとも悲しい時代だなと思います。学費負担が厳しいと嘆く保護者方も多いのだから、そこに追い打ちをかけるようなことはやめてほしいですね。
