皆さんはSurfaceというノートパソコンをご存知でしょうか。Windows OSの開発元であるMicrosoftから販売されているノートパソコンで、主に仕事で使うことを想定にした製品となっています。
そんなSurfaceシリーズの中で、Snapdragon CPUを搭載したモデルが、なんでもかなり返品されてしまっているようです。
この記事では、何故Snapdragon搭載モデルのSurfaceがここまで不人気になってしまっているのかをまとめていきたいと思います。
Snapdragon搭載Surfaceが不人気な理由
互換性に問題があった
実はSnapdragon CPUで動かすことの出来るWindowsは、ARM系チップで動くようにしたモデルであり、Intel系のx86チップ用のOSとは動かし方が違います。
なのでOS周りの見た目や使い方は、一見すると違いはないのですが、ソフトウェアを動かす際には命令セットの最適化の問題で、Snapdragon XなどのCPUでは互換性がなく、動かないものが多いんです。
流石にMicrosoft Officeなんか動きますが、企業向けに扱っているツールソフトなんかはSnapdragon環境では動かすことができなくて、結果仕事で必須なソフトが動かず、仕事では使えないという状況になりがちとなっています。
たとえば会社で事務仕事しかしてなくて、Microsoft Officeしかほぼほぼ使わないという人であったとしても、書類を印刷しなければならないという段階になった時、印刷機のソフトが使えない、なんてことも起きかねないのです。
こういうかなり面倒な問題が起きがちなノートパソコンともなれば、返品対応できるのであればそうされてしまうのも仕方ないことであると言えるでしょう。
バッテリー持ちの優位性は失われた
Snapdragon、ARM系のCPUチップは、従来のIntel開発のx86系CPUよりも電力効率が高い事もセールスポイントとしてありました。
実際、昔のIntel系のチップは消費電力が大きく、普段遣いに困らない程度の処理能力を担保しているだけでも、PBP28Wとなっていました。これはSnapdragon Xの23Wと比べるとかなり高いワット数です。
しかしIntelがLunar Lake系のCPUを発売したことで、この優位性は失われました。Lunar Lake系のCPUの多くは、たとえばCore Ultra 7 258VはPBPも17Wとなっており逆転しています。
これで性能的に大差が付いてしまっているのであれば、まあ消費電力を抑えた代償かとなるのですが、実際にはシングルコアはCore Ultra 7 258Vが優勢。マルチコアのスコアではSnapdragon X Plusが優勢ではありますが、総合的に見れば大差のない性能となっていますので、取り柄も追いつかれて取り柄ではなくなってしまっています。
ノートパソコンは消費電力が少ないほうが都合がよくて、だからこそSnapdragon系Surfaceが候補にあったのに、それを失ったとなると、一体誰がこれ搭載のSurfaceを買うと言うのでしょうか。
まとめ
- ソフトウェアの互換性が低い
- バッテリー持ちもIntelに追いつかれた
Windowsが動いて電池持ちがいいから選ばれていたノートパソコンですが、現在においてはこれまでのIntel製CPU搭載のノートパソコンにバッテリー持ちでは追いつかれてしまいました。
こうなってしまうと、Snapdragon版Surfaceはただソフトウェアに動かないものが多いだけのカスみたいなノートパソコンに成り下がってしまっており、そりゃ返品も相次ぐはというのが結論です。
筆者もただでさえ高級なSurfaceで、不具合まで多い機種は半額でも買おうとは思わないですね。
Surfaceが欲しいならIntel版のものを購入しましょう!
