どちらかというえば廉価版ノートパソコンを多数手がけている印象のあるLenovoというメーカー。
ただ、その中にもそこそこのお値段がするものがあるのは事実です。
今回紹介するThinkPad X13sは、ノートパソコンでは珍しいQualcomm製のCPCを搭載したモデルになります。
製品特徴
Qualcomm製のCPUを採用
基本的にWindows系パソコンでは、CPUはintel製のものかAMD製のものが搭載されることが殆どです。
しかし、本製品はこの手のパソコンでは珍しいQualcomm製のものを採用しています。
Qualcommはスマートフォン向けのSoCを開発している会社であり、Androidスマホではその半数以上がここのSoCを搭載しているほどの大手です。
なので、よくわからない第三社だから信用ならないといったことはないのでご安心を。
CPUスペックは高め
搭載されているSnapdragon 8cx Gen3ですが、このCPUはかなり高性能なモデルになっています。
少なくともベンチマークスコアでは、ノート向けのintel製CPUである、Core i7-1165G7よりも上回っているようです。
ゲーム機向けのCPUではないので、ゲームをガンガン遊ぶには向かないとは思いますが、まあ軽いゲームくらいなら大丈夫かなと思います。
その他の性能もおそらく高い
メモリは最大32GBまで、SSDもPCI Express接続で最大1TBということを考えると、非常に高性能な製品であると思われます。
USB A端子がないのには注意
残念ながらこの製品は、TypeC接続用のUSBしか存在していないようです。いまだ一般的なTypeAがないのはちょっと不便だなと思いました。
数も2つしかないので、マウス有線で繋ぐとあと一つになってしまうので、できればUSBハブを用意しておきたいです。
テレワークにも最適
マイク、カメラもしっかり内蔵しているので、テレワークにもしっかり使っていけるノートパソコンと言えます。
ディスプレイサイズも13.3インチなので大きすぎず小さすぎずで持ち運びに最適で、気分転換にカフェで仕事したりも可能です。
指紋認証センサーに顔認証と、スマホによくあるロック解除手段も備わっているので、ぱっと起動してぱっと使っていけます。
リサイクル素材を使用して環境に配慮
この製品は最近流行りの環境に配慮された製品であり、ボディや基盤などの部品にリサイクル素材を内蔵しています。(中古ではない)
部品の接続に繋ぐのも低音はんだを使用しているので、その環境配慮は意識高いでしょう。
値段が高いのが一番の問題
この製品は最低価格で18万円するとのことなので、ノートパソコンの中ではそこそこ高級なモデルだと思います。
特にLenovoだと、日常使いにこまらないモデルが10万円で売っていることも多いので、あえてこのモデルを買う意味を見いだせないと、購入する価値は薄いと感じました。
値段がもう少し安いなら大手を振っておすすめできたのですが、現状だとちょっと珍しくて高性能でそこそこする価格のノートパソコンでしかありません。