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進まぬ5G化。足の引っ張りあいをする三大キャリア

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総務省NTTを中心とした通信関連機器などの共同調達を認める方針を出したところ、そこにKDDISoftbankなどが反対意見書を提出しました。

国としてはNTT主導で画一化することでコストダウンと技術の先鋭化を謀りたかったのでしょうが、他企業に足を引っ張られる結果になりました。

NTTに任せた方が都合は良い

一社にこういった大事業を任せると、競合他社との差が大きく開いてしまい、競争による価格の低下や技術の進化が遅れるというデメリットはあります。

しかしどこか一社を中心に任せた場合は足の引っ張りあいが減るので、基地局の設置や5G関連の開発研究はスムーズに進むことになります。

そこにかつて公社だったNTTへの忖度があったとしても、今IT関連で大きな遅れを取っている日本には必要な事です。

 

国内で競争しあう時代はとっくに終わってる

日本企業が国内で足の引っ張りあいに精を出している間に、お隣の韓国は世界を相手に目を向けていました。国内で足の引っ張りあいがなかったとは言いませんが、今大きく成長したSamsungLGなどの主な相手は国外でした。

国内企業同士で少ないシェアを奪い合っては、自分たちの衰退をすすめるだけです。それを韓国が証明してくれました。

 

今は三大キャリアがスマホで戦っている場合ではない

現在に置いて三大キャリアで潰し合うのは完全に無駄でしかありません。そもそもの話として、三大キャリアは格安SIMに完全に食われており、今彼らと契約している顧客は惰性で残った者と仕事の関係で仕方なく契約しているユーザーのみ。スマホ関連はサブブランドや他の格安SIM企業に任せて5G開発に着手すべきです。

他社に逃げられないようにSIMロックだとか二年縛りとか、そんなアホな事をする前に技術の発展とサービスの充実で顧客を掴めという話です。こんな事ばかりしてたからIT関連は衰退してったんだよ。

何も永遠に競争しあうなと言っているわけではありません。国内での競争も成長には必要です。しかし今は世界的に遅れているのだから、一時的にでも協力しあう事も大事だと思います。

 

有識者会議の最終答申

結局この話、最終的にどうなったかというと具体的な内容は何も示されないまま終わりました。はぁ?

このまま総務省がNTT主導を押し通すのか、他大手二社および関連会社三十社に根負けしてグダグダに終わるのかはわからない現状です。

 

総評

ここが多分日本のIT関連の分かれ目です。ここでグダグダで終われば一生IT後進国。NTTに任せられればワンチャン先進国に追いつける。いい加減日本のIT関連企業は、自分たちの尻に火がついたどころか、全身燃え上がっている事を自覚したほうがいいです。

特にKDDI。君らが一番スマホの縛りがキツイからね。

 

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