今回紹介していくのは、DREVOから販売されているメカニカルゲーミングキーボード、Gramrです。このキーボードは以前に紹介したCalibur V2と似通った値段、形状ですが、ファンクションキーが搭載されている点が大きな差異です。
製品特徴
スイッチはOutemu製。青、赤、茶、黒の中から選択可能
中華製互換スイッチのOutemu製のスイッチで四軸から選択可能です。
Cherry製スイッチとほぼ変わらないタイピング感なので、ブランド力を除けば不満に感ることはないです。ただコストカットした構造上、どうしても反響音はするので、赤軸よりは青や茶軸の音がするスイッチを選んだほうが良いかもしれません。
Calibur V2同じく、細長いキーにダミーを噛ませている関係上、その部分だけ打鍵圧が重くなり音も大きくなってしまっている。そこを考慮できるなら問題はないです。
キーキャップはABS樹脂
残念ながら二色成形ではないので印字ハゲが気になってきます。US配列なのである程度は他社製のキーキャップと交換可能なものの、できれば長持ちする材質が良かったです。ABS樹脂製のキーキャップを、印字を覗いて塗装することでLEDを透過させています。ただ表面加工は拘っているのか、キーキャップのさわり心地は良いです。
LEDライティング機能
RGBか白一色か選択可能。普通に考えるとRGBの方が良いですが、価格が600円変わってきます。RGBの為ならば600円なんて惜しくないというのであらば、そちらを購入してもよいです。
しかし、このキーボードの白一色というのも、なかなか乙のものです。ゲーミングゲーミングした見た目とは遠ざかりオフィス向けにも見えてくる程です。
なお、このモデルには残念ながら専用ソフトウェアが存在していない。そのためLEDの制御は基本的にハードウェア操作で行うことになります。
コンパクトモデル
通常のテンキーレスモデルよりも更にコンパクトなキーボードであるが、ファンクションキーがそのまま残っているので使いやすさは損なっていない。
独自配列ゆえに最初は戸惑いはあると思いますが、そこまで滅茶苦茶な配置ではないの使っている内に慣れてくると思います。
ケーブルの交換が可能
キーボード側の接続はTypeC端子なので、スマホの充電ケーブルと交換可能。背面から交換が可能となっており、根本が隠れる構造なので断線を引き起こしにくい。
またCalibur V2とは違い、通常のチルトスタンドを採用している。手軽に角度調整が可能にはなった点は嬉しいですが、強度面では少々落ちたのが残念。
白と黒のカラーバリエーション
白と黒の二色から選択可能。ただし、白一色のLEDを選択肢したならば、白色キーボードの方が見た目的には美しく見えるでしょう。
しかし白色は、黒と違って黄ばむデメリットも存在しているので、長く使っていきたいなら黒の方が良いのが悩みどころです。
ステッカーとキープラー付き
DREVOのイメージステッカーと、引き抜き工具がついてくる。DREVO製のキーボードでは標準オプションとなっているのか、たいていの製品には付いてきます。
安価でありながら便利な付属品もついてくるのはさすがDREVOと言わざる得ない。
まとめ
良い点
- クローンだが4軸から選べる
- 触れた時の質感が良い
- ケーブルの交換が可能
- キープラー付属
悪い点
- タイプ時の反響音
- ダンパーが少々きになる
- ソフトウェアなし
以前紹介したCalibur V2と価格、値段ともに似ているため比較しながら記事を書いたが、大きな差異はファンクションキー及びソフトウェアの有無でしょう。
このモデルにはソフトウェアがないし、RGBLEDでなければ全然ゲーミングっぽくないキーボードである。よって、ゲーミングキーボードとして見たら以前のCalibur V2に軍配が上がるでしょう。
しかしこのキーボードは普通のキーボードとして見た場合でもオシャレでコスパが良いものです。メカニカル入門用キーボードとしても自身をもっておすすめできる一品です。机を広く使いたい人にはおすすめします。