非常に多くのパソコン周辺機器を販売しているエレコムは、当然ながらトラックボールマウスも手掛けています。
今回はトラックボール愛好家でもあるこの私が、エレコム製のフラグシップモデル親指トラックボールについてレビューしていきます。
製品特徴
ボタン数が多く使いやすい
まずこのトラックボールマウスの優れた点は、自由枠のボタンが3つ存在している点です。
これらのボタンには最初は機能が割り振られておらず、エレコムマウスアシスタントというソフトウェアによって、機能を割り振ることが可能です。
このソフトウェアはあくまでオフィス向けのソフトなので、ゲーミング向けのソフト程は自由度は高くありませんが、それでもコピーアンドペーストなどの日常的に使う動作は登録しておくことが可能です。
ボールの滑りは良好
ELECOMのトラックボールは安いものだと滑りがなめらかでなく使いにくいという評価がありますが、本機はさすがフラグシップモデルということもあって特に不自由のない操作感となっています。
このボールであればわざわざ他のボールに交換したり、シリコンスプレーを吹き付けたりという小細工は必要ないでしょう。
また、ボールの露出面を極限まで広げることで、操作可能範囲をより広くしています。ただここは下位モデルと比べても、そこまで実際の使用感に変化はないと感じました。
3つの接続方式
このトラックボールマウスは有線、USBドングルにより無線、そしてBluetoothでの接続方式に対応しています。
有線接続ではMicroUSB端子での接続に対応しています。一昔前のAndroidスマホの充電端子と同じ接続方式です。本機は乾電池駆動なので、有線接続以外では使う場面はありません。
無線では付属のUSBドングルを使用した接続と、Bluetoothでの接続に対応しています。ただこの無線接続には1つ注意点があります。
普通USBドングルでの接続である場合、そのまま使用可能なことが普通なのですが、なぜか本機は背面のペアリングボタンを押さないと接続することができません。
またその事も説明書には書いておらず、あくまでBluetooth接続で必要なこととしか書いていないのです。
これのせいで私は不良品かと勘違いし、なんども色々操作を繰り返す羽目になりました。
付属品に関して
付属品はまあそれなりついてきます。有線接続用のMicroUSBケーブルと、乾電池、USBドングルが、それと取り扱い説明書が付属してきます。
この説明書は保証書も兼ねており、本製品は3年保証なのでそれまでは捨ててはいけません。交換対応の際に必要になるので、期間の間はしっかりと保存しておきましょう。
まとめ
使い勝手は間違いなく良好なトラックボールマウスです。ただUSBドングルに対してのペアリングが完全にトラップで、ここだけはそのまま使えるようにしてほしかったです。
ちなみにもともとは1万円くらいの製品でしたが、現在は価格が大分落ち着いてきており6000円程度での購入が可能になっています。
トラックボール初心者でも購入しやすい価格帯になっているので、ぜひ購入して欲しいです。