格安ガジェットブログ

格安ガジェットブログ

月水金の隔日更新!ガジェットの紹介、コラムを書いてます。

木製リストレストのメンテナンス方法を紹介

木製のリストレストは硬質素材の中ではもっともポピュラーのものです。キーボード付属のものを除けば、現状ではほぼ木製のものしか販売されていないといっても良いでしょう。

それだけ優れた素材ではあるのですが、やはり木材ゆえの弱点も抱えていて、長く使っていると手汗を吸って変色したり、表面が毛羽立ってゴワゴワしてきたりします。

今回は劣化してしまった木製リストレストを、メンテナンスして再び快適に使える方法を紹介していきます。

 

用意するもの

  • 亜麻仁油
  • 仕上げ向けの紙やすり
  • 布切れ2枚

亜麻仁油はここではホームセンターなどで売っている、建材向けのものを指しています。この脂は天然塗料としても使われるもので、食用のものと較べてロウの成分が多く粘度が高いです。食用のものでも一応は代用可能とのことですが、できれば木材用のものを購入した方が出来栄えは良いでしょう。

仕上げ向けの紙やすりは、目が細かいものを指しています。特に何番という指定はありませんが、私は最初に付属してきた紙やすりが10000番のものだったので、それを買い足して使っています。

布切れは何でも良いです。メガネ拭きくらいの捨てて良い布を2枚用意すれば大丈夫です。

 

メンテナンス方法

ヤスリがけを行う

基本的に手で触って、毛羽立っている部分に対してヤスリがけをしていきます。自分が満足できる触れ心地になれば十分です。私は毛羽立った部分が完全にスルスルになるまで、がっつりヤスリがけをしています。

変色した部分もおそらく毛羽立っている筈なので、そこも当然ヤスリがけを行う筈ですが、色が元に戻るまでみたいな無茶はしなくて良いです。結構変色は深く進んでいる筈なので、ヤスリがけでは無理がありますから。

ヤスリがけを行ったあとは、しっかりと表面に残った粉を落とすようにしましょう。

 

亜麻仁油を塗る

まずは布切れ1枚に亜麻仁油を染み込ませ、全体に薄く伸ばすように塗っていきます。この油は塗料兼コーティングでもあるので、全体に塗っていかないと色むらになってしまいます。

全体に薄く伸ばしきれたら、今度はもう1枚の布切れで乾拭きしていきます。さほどゴシゴシする必要はないですが、表面が軽く湿っている程度まで拭いておきましょう。

 

完全に乾くまで陰干しする

あとはもう陰干しするだけです。ただし、この亜麻仁油は乾くまでにそれなりに時間がかかるため、1晩くらいは干さないと行けません。

あと、干す場所は日陰が推奨されます。木材は直射日光に当てておくと、変なふうに反ったり脆くなることがあります。リストレストは結構分厚いし硬い木材なので、ちょっとくらいなら問題ないかもしれませんが、リスクを避ける意味でも陰干しが安定でしょう。

 

注意点

このメンテナンス方法はあくまで表面に塗装がない、木の色をそのままだしているパームレストに対して使えます。

漆塗りで黒く塗装されたものにやろうとすると、表面の黑が剥がれて最悪な事になってしまいます。

あくまで木材の色をそのまま生かしたパームレストに対してのみ行いましょう。

 

まとめ

こうしてメンテナンスしてやっても、また毛羽立ってくるのは断言します。しかし、その度にこうしてメンテナンスしてやると、より亜麻仁油の色が乗ってくるし、愛着も湧くというものです。

やすいとは言っても、木製リストレストも3000円以上はするので、新品を買い替えるよりもこうしたメンテナンスをしていくほうが経済的に優しいです。

 

Faluber 漆塗り木製リストレスト
低価格なのに質感の良いリストレスト
 

 

HOME