アーケードコントローラーは格ゲーにおすすめ。プロゲーマーの多くもアケコンを使っているなんて話を聞いたことは無いでしょうか。
実際、アーケードコントローラーは格ゲーに向いているのは事実だと思いますが、じゃあなんでなのかは略されていて知らないという人も多いでしょう。今回はそんなアーケードコントローラーが何故格ゲーに向いているのか解説していきます。
アケコンが何故格ゲーに向いているか
レバーの耐久値
まず最初に断っておきますが、レバーだからコマンド入力がしやすいなんてのは人によるとしか言えません。確かに、一部のコマンドはレバーの方が出しやすいという話も聞きますが、それは逆にパッドでも同じことが言えます。
結局のところ、レバー入力のしやすさなんていうのは、本人の慣れに起因される問題なので、今までゲーセンでアーケード筐体で格ゲーをやりこんだ人でもなければ、レバー入力がとてもやりやすいなんて気持ちにはならないでしょう。
元に多くのプロ格ゲーマーはレバーレスコントローラーにシフトしていっていますし、レバー=格ゲー最強は既に成立しないのです。
しかし、レバーが格ゲーに向いている点は、コマンド入力以外の面にあります。それはずばり耐久性です。
すぐにドリフトを発生しがちなスティックや、メンブレン構造のゴムが劣化して破れてしまう十字キーと違い、レバーの耐久性は段違いです。もともとゲームセンターで手荒く使われることも視野に設計されている三和レバーはもちろんのこと、それを踏襲する形で後追いで開発された他社製のレバーも構造的にスティックより遥かに頑丈なのです。実際パーツもでかいですし、小型ゆえの貧弱さとは無縁です。
格ゲーなんてのはレバガチャとは言いませんが、激しい入力をしてなんぼなところがあるので、下手なゲームパッドではあっという間に故障してしまいます。
同時押しのしやすさ
通常のゲームパッドの場合、LRボタン以外が親指での操作になります。それゆえ、同時押しのしやすさに問題がありますし、連打もしにくいです。
しかし、アーケードコントローラーですと、その気になれば五本指全部でボタン入力が可能です。同時押しコマンドやめくりのための連携などで、とにかくボタンを高速で入力しないといけない格闘ゲームにおいては、アーケードコントローラーはまさに向いている製品と言えるでしょう。
レバー・ボタン交換が容易
近年発売された多くのアケコンは、レバーやボタンの交換ができる作りになっています。これにより、格ゲーで激しく使って劣化してしまった部品の交換が可能なのです。
確かにアケコンはまともなものなら2万円近いという問題があるのですが、それでもボタンが駄目になった際に交換すれば復活するという利点があるのです。レバーだってゲーセンで実際に使われている三和レバーが3000円しない値段で買えますし、ボタンも1個300円未満で購入可能なので、非常に安上がりになっています。
ボコボコ壊れる上に修理も聞かないゲームパッドのスティックの問題を考えると、アケコン2万円はそこまで高くないと言えるでしょう。
まとめ
確かに初期投資の面で考えると、アーケードコントローラーは高いと思います。しかし格ゲーが好きで日常的に遊んでいる人であれば、自前のゲームパッドを速攻で破壊しないためにも導入することを勧めます。