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Amazonでよく見かける精密ドライバーセットを買ったのでレビュー

中華製品の闇市とも揶揄されるAmazon。そこにはタブレットや完全ワイヤレスイヤホンだけでなく、家電から工具まで様々の品が販売されています。

正直検索妨害になるし、鬱陶しいからもっと販売者の選別くらいして欲しいものですが、全てが駄目な製品というわけでもないでしょう。

そこで、今回の記事ではちょうど筆者自身も必要だったので、胡散臭い中華製精密ドライバーを買ってレビューしてみたいと思います。

 

買ってみた中華製精密ドライバーについて

いろんなとこが出してるODM品

精密ドライバーセットと検索すると、Amazonの商品写真には似たような写真が多く出現します。その中で一大派閥となっていたのが、このブログのサムネイル画像にもなっているこいつです。

 

実際届いた製品には、とくにメーカー名も記されておらず、ただ24-in-1 Precision svredriver setとだけ商品名が書かれていました。この時点でこの商品が、中華でよくあるODM品だということがわかるでしょう。

実際ドライバーなんて金型を用意すれば簡単に作成可能ですので、ODM生産するにはもってこいの製品と言えます。

 

品質はそこまで良くない

この製品の品質に関しては、まあぶっちゃけ値段なりです。筆者は700円弱で購入していますが、使えないような破損とかはないですが、ドライバー本当にところどころ傷が見られます。

値段が値段ですし、極端に錆びたりはしていないので返品するほどではない、ただ気持ちのいいものでもないといったレベルの品質です。

 

 

ケースの設計にミスを感じる

ケースはマグネット吸着するため逆さまにしても交換用のビットがこぼれ落ちない仕様になっています。流石にそのまま振り回したりとか、高いところから落としたら駄目でしょうが。

 

しかしこのケースには2つほど設計の粗があります。まず一つ、この項目のトップに張られているビット部分の写真をよく見てください。左右2つのビットが微妙に揃っておらず下側が浮いてしまっているのが分かると思います。

枠組みの角が楕円形になっているせいで、そのカーブが干渉してしまい、きっちり揃わないのです。これはA型発狂モノだと思います。

 

そしてもう一つ。これは前の問題よりも遥かに深刻です。素手でドライバー本体が取り出せないのです。少なくとも何度かトライしてみましたが多少は動けどまるで外せません。

簡単に外すには下側から爪楊枝、もしくは別のドライバーなどを差し込んでテコの原理みたいにして浮かしてからでないと取り出せませんでした。これは非常に不親切で面倒です。

 

先端が短すぎる

私がこの精密ドライバーセットを購入した理由は、ゲームパッドの分解をしたかったからです。しかし、ゲームパッドのネジは結構奥まった場所にあることが多いです。

本製品のビットは短いという関係で、一部のネジにドライバーが届きませんでした。結局、筆者はキーホルダーについていた小さな金属を穴に入れてからビットを刺すことネジを取り外すことに成功しましたが、やはりドライバー単体としてはあまり良いものとは言えないでしょう。

 

先端が結構ぐらつく

こういうビットタイプの精密ドライバーの宿命でもあるのですが、先っちょが結構ぐらぐらします。硬いネジを回す場合だと、ぶれてネジが舐める可能性もあるのでこのあたりの工作精度にも問題があると思います。

ぶっちゃけ精密ではないです。ただのドライバーセットです。

 

まとめ

値段が値段だし、使えなくもないです。ただイマイチな面も多いですしそんな優れた商品にも思えません。

加えて交換式でないドライバーセットなら、SK11やベッセルなどの著名メーカー品でも結構お手頃な価格で出ていますし、わざわざこれを買う理由を求められると何も言えないというのが正直な感想になります。

 

余談ですが、ダイソーにも最近はトルクスドライバーのような特殊ネジを回すための商品がでていますが、特定のサイズだけ欲しいというならともかく、セット買いとして考えたらAmazonの方が安かったりします。

今家庭用のドライバーを購入するなら、多分Amazonが最安値だと思います。

 

 

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