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スーパーロボット大戦が何故廃れてしまったのか。落胆の30について語る

皆さんはスーパーロボット大戦というゲームシリーズをご存知でしょうか。古くはゲームボーイの頃からある歴史あるゲームであり、様々なロボット作品からキャラクターとメカニックを客演させ、そのストーリーをクロスオーバーさせて体験できるシミュレーションRPGとなっています。

そんな長年愛され続けてきたスパロボシリーズなのですが、近年は全然新作が出なくなってきており、衰退しているよう感じます。実際、筆者も最新作には正直がっかりしているので、本作ではそれについて纏めていきたいと思います。

 

スーパーロボット大戦が何故廃れてしまったのか

シナリオの匙加減が難しい

スーパーロボット大戦というのは、OGシリーズを除けば様々なロボット作品の客演を元に成り立っています。ガンダムだったりマジンガーだったりの有名所から、テッカマンみたいなもはやロボットじゃなくて変身ヒーローものまであります。

これらの多くの作品を、全て平等に活躍させるというのは、中々に難しいことです。一部の作品を優遇すれば、他の作品が割を食うことになるのは仕方ないことです。例えばガンダムSEED系の作品がやけに優遇されて原作再現イベントも多くあるのに、コンバトラーVはシナリオ終了後の設定で、話数が進んでもいるだけの空気参戦で、機体の強化イベントすら無かったりと、差が大きいのです。

 

そうなってくると、不遇な扱いを受けた作品のファンからは、どうしても不満の声があがってしまいますし、かといってじゃあ全部平等くらいにするかとなると、システム容量が足りなくなるか、味のしなくなったガムみたいなシナリオになってしまう可能性がでてきます。

 

また、シナリオライターが作品を把握しきれていないという問題もあります。特にシナリオが酷いと呼ばれる、スーパーロボット大戦Kという作品を例に上げます。

例えばガンダムSEEDシリーズでは直情的な性格で、実際お飾りの国家元首であったカガリがものすごく有能になっていてKガリ様と呼ばれていたり、ゾイドジェネシスでは中途半端に原作再現をした結果もあってか、主人公のルージの成長要素がなかったり、ガン✕ソードの主人公のヴァンに至っては、原作では明らかに言わないようなこと言ったりして違和感だらけだったりします。

もっともKに至っては、楽曲の盗作だったり差別や虐めを些細な問題と発言したりと、もっとやばい部分が多いのですが……

 

アニメーションの格差、手抜き

旧シリーズのウィンキーソフトが開発して居た頃から一転して、αシリーズ移行は戦闘アニメーションにも動きがつくようになりました。派手でかっこいい演出がロボットアニメ好きにはたまらないものになっていて、特に近年のシリーズでは、アリオスガンダムのアニメーションが素晴らしいものだったりして、「アリオスの人が担当したアニメーションだ!」と持て囃されることもありました。

 

しかし、その一方でここでもまた格差が生まれます。流石にアリオスの人だけにアニメーションを作らせていてはいつまで経っても作品が完成しないので、アニメーション担当は他の人もいるのですが、その格差が酷いんですよね。

アリオスの人が担当すると、しっかりと動き回りながらビームライフルを連射しているのに、他の人が担当すると、棒立ちでビームライフル連射だったりと、明らかに動きが違います。

敵の雑魚キャラの機体が棒立ちアニメーションなら仕方ないですが、敵の雑魚機をアリオスの人が担当して、味方の主役級が棒立ちなんてこともあって、落胆させられることになります。

 

また、このアニメーション格差は質だけでなく量にも関わってきます。近年のシリーズでは敵ユニットの武装の種類がとんでもなく削られています。

たとえば武装のデパート。ガンダムZZドーベン・ウルフを例に上げますと、αシリーズではその豊富な武装を全て再現こそできなかったものの、それでも7つくらいは武装が用意されていました。しかし新しい作品のVXTシリーズでは、その武装数は驚愕の2つにまで減らされていて、あまりにも手抜きされていることが理解できます。

 

こういった視覚的に楽しませる要素まで手抜きして削ってきているのも、近代スパロボのだめな点だと思います。

 

 

スパロボ30というがっかり作品

ここからはスパロボシリーズに、ある意味で終止符を打ってしまったかもしれない、スーパーロボット大戦30のだめなところをピックアップしていきます。本作は決してクソゲーというわけではないのですが、色々だめな点があってもう買わないというか、周回する気も起きなくなってしまった作品です。

 

DLC完全版商法が酷い

この作品、実は本体だけ買ってもシナリオは完結しないんです。一応オリジナル勢力の敵組織自体は壊滅させられるのですが、伏線回収はされていないし、異世界から転移してきた人たちも元の世界に変えることができないまま終わります。言うなれば第二部で完結するからそれは追加で金出してねって感じです。しかもDLCは3つに小分けされていて、全部揃えないときれいには完結しないし、金額も本体と同じだけかかります。

こんな酷い完全版商法をしているくせに、後述する作りの甘さもあって、シリーズファンからは批判の声が上がっていました。

 

バグが酷い

本作品はかなり痛いバグが2つありました。まず再現性が無いバグ。どうも特定の状況下で発生するようですが、精神コマンドを使ったりマップ兵器を使ったりすると発生するようで、ゲームが落ちます。そうゲームが落ちるんです。筆者はSteam版でプレイしていたのですが、この突然ゲーム中に落ちるバグのせいで、5回はやり直しを食らっています。これだけでストレスがたまりますよね。

一応このバグはアップデートで改善されているみたいですが、筆者が最後のDLCを適応したあとも発生していたので、完全に抑え込めているわけでもないようです。

 

そしてもう一つはレッドファイブ消失バグです。レッドファイブというのはマジェスティックプリンスという作品の主人公機なのですが、この機体が文字通り出撃欄から消失して使えなくなってしまいます。これはレッドファイブがDLCで強化される関係で発生したバグなのですが、このバグのせいで作品の主人公機が使えなくなるし、マジェプリ勢はチームでの合体攻撃が売りの機体郡なので、ゲームの攻略的にも大幅な弱体化になってしまいます。

しかもこちらのバグ、現在は修正されているのですが、発生当初は長いこと修正ができずにいて、原作ファンとしてはかなりストレスの溜まる状態だったと言えます。

 

フラグ管理が甘い

本作品は今までのものとは違って、ミッション選択式になっており、必須ミッション以外はクリアしなくてもいいし、なんなら必須ミッションも好きな順番でクリアすることが可能です。強制出撃ミッション以外は自由に遊べるというのが本作の売りなのですが、そのせいでは一部フラグ管理がおかしいことになっています。

 

マジンガー系のミッションでは、剣鉄也さんがDr.ヘルの軍団に拉致されて戦線を一時離脱する話があるのですが、何故かその場にいない鉄也さんが、イベント会話にでてくることがあります。何故鉄也さんが。まさか自力で脱出を!? と思いきや、やっぱり彼は拉致されたままなのですが。フラグ管理が甘くて鉄也さんがいないという事をうまく設定できてなかったのでしょう。

 

ラスボスに専用BGMがない

スーパーロボット大戦という作品は、オリジナルBGMも高く評価されています。特に敵幹部やボスのBGMは、かっこよくて人気のあるものが多いです。

そんなこともあって筆者もラスボスのBGMには期待していたのですが、まさかの無しでした。幹部にはあったのに何故。さらにいえばDLCでのラスボスにも無しです。こんなとこまで手抜きしなくてもいいのに……

 

まとめ

近年はシリーズファンを落胆させる要素が増えてきて、最終的に30で不満を爆発させてしまった感じです。流石に完全版商法は無いです。ここまで露骨に集金するのは悪手でしかないし、そのクオリティもそこまで高いわけでもないので、話にはならんでしょう。

 

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