オーディオに興味を持つきっかけは結構多いと思います。今どきですとVtuberがオリジナル曲をリリースしたりしますし、古くはアニメやゲームの楽曲のサウンドトラックなんかを買ったりして、どうせならもっと良い音質で聞きたいなと思うことが多いと思います。筆者のオーディオの起源も、ゲームであるペルソナシリーズのサントラだったりします。
しかしオーディオ趣味を始めようとして、色々機材が多くて何を買ったら良いか困り、最終的にハイエンドの価格帯を見て諦めるという人も結構多いと思います。確かにオーディオ趣味って突き詰めていくとめちゃくちゃお金がかかるのは事実なのですが、個人的にはそこそこで満足できると思います。
なのでこの記事では、敷居が高いと思われているオーディオ趣味の始め方として、はじめ何を買っていけばいいか解説していきたいと思います。
オーディオ趣味の始め方
上流はDAPがおすすめ
まず最初に買う上流部分、再生の大元ですがここはDAPを推奨します。理由としては以下の点になります。
- 場所を取らない
- 無線でも使える
- AndroidOSなら操作も簡単
基本的音質と価格の費用対効果でいえば、確かに据え置き機の方が良いのも事実なのですが、据え置き機ってものによってはアンプとDACをそれぞれ別に買う必要があったり、無線には非対応ってことも結構多いんです。
加えてパソコンなんかに接続して使う場合、特にWindowsだと高音質再生には結構な手間が必要ですし、USB接続だとノイズが乗るのでそれの対策が必要になったりと、面倒くさい上に金がさらにかかるというデメリットがあるんですよね。
けどAndroid搭載のDAPであれば、基本的にそういった問題が存在しておらず、とりあえずこれ一つを買っておけば上流として完結しているんです。
できればバランス接続対応のモデルをおすすめしたいんですが、現在は円安の影響や価格インフレもあって、そういうのは安くても7万円近くするのが難点です。それを考えると中古を購入するか、バランス接続を諦めて3.5mmアンバランス接続オンリーのモデルを買うのが、初心者の入口としてはおすすめになると思います。
新品でバランス接続を諦めるという場合は、HiBy Digital M300をおすすめするのですが、品薄状態で価格が安定しないので、購入する際は定価の29,800円か、それを下回る価格になっている時に買うのをおすすめします。
イヤホンかヘッドホンか
次に買うべきは当然有線接続のイヤホンかヘッドホンになるんですけど、これは一長一短になります。
- イヤホン:DAPでもだいたい駆動力は足りる
- ヘッドホン:イヤホンより音質の費用対効果が高いが駆動力が必要
基本的にイヤホンの方が、外でも使えるし場所も取らないから、使い勝手の面はいいです。ただどうしても同額出した場合はヘッドホンの方に音質の軍配があがることが多いので、音質を追い求めるならばヘッドホンがおすすめになるんですよね。
ちなみに筆者はイヤホンから始めたんですけど現在はメインはヘッドホンになっています。理由としては音質面ではなく、長時間作業用BGMを鳴らしていても疲れないといういのが決めてとなりました。
あとカナル型のイヤホンだと、どうしても耳の中が蒸れてしまって、一度外耳炎寸前まで行ったことがあるんですよね。ヘッドホンだと開放型のものであれば、そういう蒸れはだいぶ軽減されるので、耳の炎症の危険性も軽減されます。
ヘッドホンで初心者におすすめなのは水月雨の空鳴というものがおすすめです。開放型のヘッドホンで耳蒸れがし難いですし、音質的にもなかなか良いものとなっています。
Micro SDカードに関して
基本的にDAPはMicro SDカードに対応しているものがほとんどです。そしてこのMicro SDカードにはオーディオ用と銘打たれたものが存在しています。
ただ筆者から言わせれば、わざわざオーディオ用のものを買う必要は薄いです。これを導入したことで起きる音の変化なんて微々たるもので、プラシーボ的な要素が大きいからです。
ハイエンド帯の20万円以上するDAPを買って、それにポタアンを繋ぐみたいなガチのオーディオオタクであればやる価値はあるかもしれませんが、初心者のうちからこんなマニアックなMicro SDカードを買う必要はありません。
シリコンパワーとかの安いSDカードで十分です。
音源に関して
オーディオに興味がでてくると、より高音質な音源を求めるようになると思います。個人的には今流行りというか高音質の最先端であるハイレゾ音源をおすすめしたいですが、まあCD音源でも十分かなと思います。
特に生活圏内にレンタルDVDを取り扱っている店舗があれば、音源はコピーできる(CDからのデータコピーは合法)ので、その音源データでも十分高音質です。
MP3レベルまで圧縮してしまうと、流石に音質はあまり良くないので、FLACファイルがちょうど良いかなと思います。
まとめ
オーディオ趣味って決して安くはないですけど、ほどほどで済ませるのであれば、そこまで高くはつかないです。むしろ一度機材さえ揃えてしまえば、あとは気に入った音源を購入していくだけなので、趣味としては割とコスパの良い方なんじゃないかと思います。
みなさんも新しい趣味としてオーディオ、はじめてみませんか。