日本国内でも最大手と言って良い通販サイトであるAmazon。そこでたまに信じられないくらい激安な商品を見かけませんか? 本来は5000円以上するような商品が100円以下で販売されている事もあり、それを見て喜んで購入してしまう人も多いでしょう。
しかし、その行為は非常にリスキーな行為であり、個人情報の流出とともに、登録している電話番号にひっきりなしに電話がかかってくるような事態を招きかねません。
今回の記事では、なぜあまりに激安な商品は買っていけないのか、どうやってそれを見抜くかについて解説していきます。
危険な激安商品の見抜き方
まず商品リンクの見方を解説
まずそういった激安商品の見方を教えます。商品購入ページの一部分に、こういうAmazon以外の出品者を見ることができる商品が存在します。ここをクリックすると……
こういうページに繋がります。なお、この画像で風評被害及び危険な真似をする人間に配慮して、危険な商品が出ていないものを表示しています。
この画面で本来の価格と比べ明らかに安すぎる商品があれば、その時点で疑ったほうがいいです。
また、この画面でショップの評価を見ることもできますが、ここを鵜呑みにしてしまうのは考えものです。商品レビューと比べれば少ないとはいえ、ショップレビューにもサクラは紛れ込んでいるためです。
販売と発送元を見る
販売と発送元を見て、どちらかにAmazonが噛んでいればおそらく大丈夫な商品です。もし、どちらにも噛んでいなければ、危険度はまた一つ上がります。
Amazonが噛んでいないということは、販売も発送もすべて第三の業者が行うということになります。
ものによっては中国からの発送ということもあるので、たとえ商品自体に問題が無かったとしても、ものすごく待たされることになるのであまりよろしくはないです。
注文するとどうなるのか
多くの場合、こういった極端に安い商品は届きません、ある程度購入者が集まったら、ショップ毎消滅して終わりです。払ったお金はAmazonにプールされているので、手続きをすれば(自動で帰って来る場合もある)ちゃんと帰ってきます。
一見すると販売業者も無駄な事をしているように見えます。しかし実際にはこれが大きな意味のある行為で、あなたの個人情報を集めているのです。収集される個人情報は、登録している住所氏名電話番号メールアドレスになります。
この時点での実害は、メールに架空請求や怪しいセールスなどの迷惑メールが届くくらいでしょう。しかしAmazonでの個人情報流出は、非常に恐ろしい事態につながります。
貴方の個人情報を元にマケプレ垢を作られる
こういった個人情報を集めるタイプの悪質な業者は、消しては新しくアカウントを作成するといった行為を繰り返しています。そして、同じデータは扱えないので、ここで集めた個人情報を利用して新しいアカウントを作成します。
貴方の個人情報を登録するので、商品が届かないなどのクレームの連絡は、全て貴方のメールや電話に入ります。大勢の人間から見に覚えのないクレームが鳴り続けることになるので、精神衛生的にも辛いものがありますね。
これを通称「お前が店長」と呼びます。
まとめ
すべての激安商品が必ずしもこれに該当するわけではありません。業者が価格設定をミスして、過去に0円で商品が届いた事例も存在しています。
しかし、やはり安すぎるものはかなりリスキーな事も事実です。読者の皆さんも、下手に安いからといって購入するのではなく、少し考えてから購入する事を薦めます。