昨今、Amazonの商品欄は中華製品で埋め尽くされ、品質の低い商品を掴まされるユーザーも多くなってきました。
サクラレビューも巧妙になってきていますし、一見するとまともな商品に見えるものも多いです。
勿論そういったすべての中華製品を悪と断じるつもりはさらさらありませんが、比率的に見れば、やはり粗悪品が多いのが現実的な所です。
そこで今回は、Amazonの商品を見て、少なくともこれはやっているなという商品を判別できる方法を紹介したいと思います。
見抜き方は4つ
①一番最初の画像に商品以外が掲載されている
Amazonの規約で決まっているのですが、商品ページの一番最初に来るサムネイルにあたる画像は、商品画像の白抜きである事が義務付けられています
したがってこういった余計な規格ロゴを掲載したり、電気ビリビリなどの変なエフェクトを書けたりすることは禁止されている行為です。
昨今ではここまでデカデカとしたロゴを貼っ付ける製品は、比較的減少傾向にあるのですが、それでも電気ビリビリだったり、氷属性の風魔法エフェクト付きサムネイルを使うサムネイルはそれなりに多く見かけるので、そういった事をしている商品は避けた方が無難でしょう。
②商品名の最初がメーカー、ブランド名になっていない
これもAmazonの規約で決まっている事で、基本的には商品タイトルの頭はメーカー名かブランド名にすることが義務付けられています。
ただし、一応例外があって【Amazon.co.jp 限定】などの、Amazon限定品を表す文章などは許されているようです。ただしその文言のあとはメーカー名、もしくはブランド名でなければならないようです。
また、タイトル部分に商品の特徴をやけに多く列挙して掲載している場合、それは検索に引っかかりやすくするため行為です。
これ自体は一応規約的には問題ないようなのですが、たまに明らかにその商品には関係ないワードを記載して、検索に引っかかりやすくしている商品も見受けられます。やはりそういう商品は弾いた方が無難ですね。
③知らないメーカーなのにレビュー数が多い
聞いたことのないような無名メーカーなのに、レビュー数が3桁超えている。これは明らかなサクラレビューを行った証拠です。
普通に考えればわかると思いますが、SONYとかの製品でも100件超えが普通なのに、なぜ中国の聞いたこともない無名メーカーが、100件1000件のレビューを書かれるのか、あまりにもおかしいですよね。
我々が使っているAmazonは、日本版のAmazonなので、外国人が使っているAmazonとはまた別の媒体にあたります。なので基本的にはレビューするのは日本人で、外国語のレビューはあくまでもお客さんにすぎません。当然レビューの割合も少ない筈なのです。
なので大量の中国人が日本のAmazonで買い物するなんてことは通常ではありえなくて、中国では大企業だからという言い訳は通用しないのです。日本人はそんな企業は知らないのが大半ですから。
サクラ=低品質と断じる事はできませんが、こういうことを平気でやる業者にいい気分は抱きませんよね。多少なりとも警戒した方が良いでしょう。
④二重価格表示
タイムセールでもないのにこういった割引をしているのは、あたかもその商品がお買い得に見せる為の卑劣な手口です。これはAmazonの規約どころか、実際に法律に反する違法行為です。
それでも未だなくならないのは、あまりに数が多すぎるのと、実際に通報されても逮捕されるまでには至らず、注意されたら直せばいいという緩さからくるものでしょうか。
これらは絶対になくならない
これらの卑怯な手口がなくなる事はありません。というのもAmazonがしっかり仕事して一つ一つ登録業者を潰したとしても、この悪徳業者たちは名前を変えて再びAmazonに登録するからです。ゾンビ戦法と呼ばれています。
Amazonで販売者になるのは結構ゆるいですし、中国人が個人で販売していることにして、数打ち戦法で連打すればいずれは審査も通りますから。
Amazonにこれらの対策を期待するのは酷なので、自分の身は自分で守るしかありません。
総評
上記の見抜く方法に該当しているからといって、その商品が本当に酷いものとは限りません。しかし、少なくともルール違反をするような業者なので、アフターサポートには期待できないことも確かです。
もしこの商品が気になるなという商品を見つけたら、上記4つの項目を思い出してください。一つでも該当する項目があれば、少なくとも業者としてはあまり信頼のおけるところではないとわかるでしょう。