最近ニンテンドーミュージアムの紹介をホロライブのVtuberが訪問して宣伝した件について、炎上騒ぎが起きているようです。
ただ、この件に関しては正直なぜ炎上しているのか、筆者的にはあまり納得がいかない内容になっていました。
そこで、この記事では、この炎上事件についてフラットな目線から考察していきたいと思います。
ホロライブのニンテンドーミュージアム案件での炎上理由
そもそもこの案件で炎上の大義名分としては、パルワールドが絡んできています。というのも、過去にホロライブではパルワールドの案件として、正式リリース前の先行体験がありましたし、その後も大体的にサーバーを用意してそこで多くのホロライブ所属タレントが遊んでいたからです。
パルワールドといえば先日、任天堂側から特許侵害の件で裁判沙汰になっていますし、それ以前にもモンスターのデザインがかなりポケモンに寄っているという点で、これまずいだろという意見も見受けられました。
この件もあって、任天堂のファンからは、いままでパルワールドの案件をのうのうと受けてきた曲に、こんどは任天堂の案件を受けるなんて厚顔無恥ではないかと炎上しているわけです。
これホロライブ悪くなくない?
ただ上記の理由付けに対して冷静に考えてほしいのですが、そもそもホロライブ側に落ち度があったでしょうか。
まずパルワールド案件なんて今年の1月ごろの話であり、半年以上も前なんです。そして遊ぶ前に出てくるモンスターのデザインなんてわかりませんし、そもそもモンスターデザインでは裁判を起こすことは難しい、つまりここ自体の違法性は極めて低いんです。
まあ実際にパチモンのデザインを良しとするのはどうなんだという、倫理的な話にはなってくるのでしょうが、全部が全部モンスターデザインがポケモンそっくりというわけでもありませんし、一部モンスターに似たデザインの奴がいるからとモラルに反しているゲームを遊ぶなとぶっ叩くのは、些か無理があると思います。
これで任天堂側がパルワールド発売当初になんらかの苦言を出していればまだわかるのですが、実際に任天堂側から声明が出たのは9月ですから。
案件は双方の意思で決まるもの
案件は双方の合意無しでは発生しません。任天堂側が依頼を出して、そこでホロライブがその依頼を受けて初めて案件が成立します。つまり任天堂側からしたら、過去にホロライブがパルワールドの案件を受けたことは、特に問題視していないんです。
それを外野がわーわー騒いだところで何様だよって話になるし、旗からみたらアンチが放火して炎上させているようにしか見えません。
何故にじさんじじゃないのかという意見
また、この炎上事件に関して、どうしてにじさんじを誘わないんだとか、かなり的外れな意見も見かけます。
いや、自分たちの好きな箱が案件を受けてないからキレ散らかすとか、どんだけ理不尽なんだよと。任天堂側がにじさんじじゃなくて、ホロライブに任せたいと思ったからホロライブとの案件になっただけの話で。
ただにじさんじとのコラボじゃない理由って、なんとなくわかるんですよね。端的にいうとにじさんじって、人数が異常に多い上にタレント事にファン層がバラバラな上に、人気差もかなり開いているから誰を起用したらいいか非常に難しいんですよね。
ホロライブだとなんだかんだ厳選されているし、大体的かつ定期的にテコ入れイベントとかもやるので、なんとなくどういう人がいてその人が何期生かってのも覚えやすいんです。
しかしにじさんじの場合はとにかく雑多で、それこそこの人いつ頃から居たっけどころか名前も何だっけって人もいるので、企業側としても認知しにくいんじゃないかと。実際筆者もにじさんじのVtuberの配信は何名か見ていますが、たまにコラボ配信で多少キャラを見かけた人がいて、「あ、この人にじさんじ所属だったんだ」なんてなることも多々あります。
キャラの皮だけ使ってコラボ商品を出すというのであればともかく、中身も知っていないと駄目な案件配信では、月ノ美兎とか葛葉みたいな有名どころじゃないと、あまりVtuberに明るくない人には使命して依頼は難しいと思います。
まとめ
正直今回の炎上騒動はただのこじつけに思えます。パルワールドなんて案件抜きにしたら、かなりの数の有名Youtuberが配信したり動画にしたりしています。
オタクコンテンツ嫌いなアンチが叩いているのかなというのが筆者の見解になります。任天堂側が問題視しているのであればそもそもホロライブを起用なんてしません。外野がどうこう騒ぐのはやめましょう。