現状、折りたたみスマホというのは非常に高額なデバイスになります。Galaxyのものは25万円以上しますし、HUAWEIのものですと30万円以上もします。いくら真新しい機能を積んだスマートフォンとは言ってもこの価格、一般的なユーザーでは手が出ない価格帯です。
しかし折りたたみスマホを擬似的に再現できるスマホがLGから販売されています。その名はG8X ThinQ。上記二社とは違い真ん中にベゼルが入ってしまいますが、そのお値段はなんと55000円程とミドルプライスに収まっています。今回は天才的発送によって開発された本気の解説を行っていきます。
基本スペック
OS Android 9
CPU Snapdragon 855
AnTuTu 約430000点
RAM 6GB
ROM 64GB
画面 6.4インチ×2
解像度 1080×2340
カメラ イン3200万画素
アウト1200万画素+1300万画素
バッテリー 4000mAh
寸法 159.3mm×75.8mm×8.4mm
重量 192g
備考 折りたたみ再現ケース 画面内指紋認証 microSD対応 ハイレゾ対応
OSはAndroid 9
みんな大好きAndroid 9を採用。最低限の調整はされているものの、使用感はノーマルのAndroid 9と変わらないので、Android系のスマートフォンから移行した人は違和感なく切り替えることが出来るはずです。
Snapdragon 855採用
高性能スマホに多く搭載されてきた実績のあるSnapdragon 855を搭載することで、価格はミドル程度ですがAnTuTuスコア430000点を記録しています。ハイエンドに片足を突っ込む処理能力を発揮しています。
この性能があれば大抵の3Dゲームもガシガシ動いてくれるでしょう。
RAMは6GB、ROMは64GB
RAM6GBもあれば不足はないです。ROMは64GBと少々物足りなさがありますが、microSDカードに対応しているので、かさ増しすることが可能になっています。
画面は6.4インチ 解像度は1080×2340
インチサイズこそ平凡ですが、解像度は非常に高いです。また、PCディスプレイの大手であるLGらしく、液晶には手抜きは見られません。非常に高精細で美しい有機ELを採用しています。
また、後述の機能でこの液晶は2倍に増えます。
カメラは少々ガッカリ
アウトカメラは今どきデュアルレンズです。ロープライスであれば普通ですがミドルプライスのこの端末だと、コストカットの対象になったことが伺えます。無論、最低限の撮影は可能ですが、カメラ機能を目当てに買うのはやめたほうが良いでしょう。
インカメラは少々画素数が高いです。自撮り性能は悪くないのではないでしょうか。
バッテリーは4000mAh
バッテリーは4000mAhと中々に高いです。しかし、後述の合体機能により液晶が2倍になるため、その際の電池の消費はそれなりに上がるものと考えられます。
サイズ感と重量
バッテリーの容量を考えると、サイズも重さも妥当です。しかし、このスマートフォンの進化は、後述の合体機構にあるので、その際にはより重くデカくなります。
その他の特徴
ケースによる折りたたみスマホ再現機構
天才としかいいようがない発想から生まれた機構です。他社が液晶パネルどうやって曲げるかに尽力する最中、普通にDSみたいにすればいいだろとばかりのデザイン。しかも取り外し可能なケースに液晶を搭載することにより、普通のスマホとしても使用可能という合体分離機構。柔軟な発想はまさに天才的所業。
ただし、このケースには防水防塵機能はついていないの注意です。
画面内指紋認証に対応
ディスプレイのエキスパートであるLGなので、画面内指紋認証を採用しています。すばやくロックを解除できるので重宝します。
ハイレゾ対応
なにげにこちらの性能も手を抜いていません。しっかりとハイレゾに対応しているし、aptX-HDにも対応しています。
豊富な付属品
合体機構用のケースの他に、通常のクリアケースも付属しています。くわえてイヤホンとその変えのイヤーチップも付属します。充電器は残念ながらありませんが、充実していると言って良いでしょう。
ソフトバンクSIMのみ対応
残念ながらau、ドコモSIMには対応していません。
総評
普通のスマートフォンとしてみても、カメラ機能以外は花丸レベルです。それに加えて折りたたみスマホモードも存在するとか、どんだけコスパが高いスマートフォンなのでしょうか。他社のクソ高折りたたみスマホが霞む程の価格設定ですし、折りたたみスマホ買うならこれを買うのが良いでしょう。