誰もがスマホでゲームを遊ぶようになった今の時代、ゲーミングスマホというものが生まれるのは当然の事でした。ゲームに特化したスマートフォンという事で開発された、このASUSのROGPhoneは好評につき2が発売されました。
その御蔭もあって旧ROGPhoneはだいぶ値段が下がっています。旧式といっても未だ高性能なこのROGPhoneについて、今回は解説していきます。
スペック
処理性能は中々高い
旧式にしてはAnTuTuスコア300000点超えと中々に高い数値です。このスマホはCPUをオーバークロックして動作しているので、通常時よりも高いスコアが出せるのです。
これだけの処理能力があれば、とりあえずゲームで処理落ちが酷くて遊べないような事態は起きようもないです。
RAM ROMが高水準
流石にもともと十万円以上するスマホだけあって、高いGB数を誇っています。ROM容量に至ってはもはやパソコンのSSD並の容量です。
ただし、microSDカードによる拡張は不可能なので、そこは注意したほうが良いでしょう。
スピーカーも悪くない
イヤホンなどを使用しない場合でも、ステレオスピーカー搭載なので臨場感のあるサウンドを楽しめます。
一応AptXにも対応していますが、ワイヤレスは遅延するのでゲーム用途には向かないでしょう。
AirTriggersによるLRボタン
AirTriggersセンサーを搭載することにより、スマートフォンでありながらLRボタンを実現しています。ゲームをする上では非常に便利な機能です。
またゲームだけでなく特定のアプリを起動させるなどショートカット機能も備えています。
リフレッシュレート90Hz
ディスプレイの応答速度を90Hzまで向上することができます。これによりFPSなどでより精密な視認が可能になります。
気になった点
映像があまり綺麗ではない
リフレッシュレートを上げる為に仕方なかったのか、ジャギー(輪郭のギザギザ)が結構目立ちます。設定でアンチエイリアシングをオンにすればある程度は軽減されますが、ゲームによっては効果がない事もあります。
カメラ性能がお察し
ゲームにカメラ性能なんて必要ねーんだよ、とばかりに性能がケチられています。画素数も低いしゲーム機で写真なんて撮るなという事でしょうか。
aptX-LLに対応していない
ゲーミングスマホなのに低遅延コーデックに対応していません。ゲームは有線で遊んだほうが良いのはわかりますが、通常のaptXしか対応していないのは残念な点です。
拡張パーツが品薄
旧式で本体の数も少ないから仕方ないことではありますが、ROGPhone特有の大量の拡張パーツが品薄状態です。さらにゲームが捗る用になっただけに残念です。
総評
良い点
- ゲーム性能が高い
- 大容量
- 良スピーカー
- LRボタンあり
悪い点
- ジャギーが酷い
- カメラ性能は低い
- 低遅延コーデックに対応していない
- 関連パーツが品薄
旧式ではありますがゲームを遊ぶ上では全く困らない性能を持っています。特にLRボタン機能は通常のスマホにはまず存在しない機能であり、操作性ではこの時点で大きな差が開きます。
ゲームを楽しむ上で音楽は重要ということで、スピーカーもスマートフォンのものにしては中々頑張っている性能です。
映像の方に若干の不安が残りますが、アンチエイリアシングである程度カバーは出来ますし、正直神経質でなければそこまで気にならないレベルです。
旧式なので在庫数に不安があるので、購入するのであれば早めが良いでしょう。