最近、エントリークラスからミドルクラスの価格帯のスマートフォン、Aシリーズに力を入れているSamsungですが、最近になってインドにてAシリーズの最新モデル、Galaxy A51が発売されました。発展途上国向けモデルのような仕上がりの本製品ですが、むこうにとってはハイエンドモデル並の価格帯だけあってか、結構ハイスペックな性能になっています。
スペック
基本スペックは高い方
値段はエントリーモデルというよりはミドルプライスに近い価格帯となっていますが、その性能は日本で販売されている同価格帯モデルと比べても遜色ありません。AnTuTu15万点超えなので、快適なネットサーフィンは勿論の事、設定を多少落とせばゲームも遊べるでしょう。
OSも最新のAndroid10に対応しているので、すぐさま現行アプリが対応しなくなるといった自体は陥らないでしょう。
色々選べる
SIMスロットの数だったりRAM、ROMの容量だったりを選ぶことも可能です。この数値だとちょっと物足りない、なんて人には嬉しいオプション項目です。
カメラ性能が高い
この価格帯でありながら、クアッドカメラを搭載しているのは流石です。Samsungのソフトウェアもあってか、静止画であれば綺麗に取ることが出来るでしょう。
ただし、動画撮影時には手ブレ補正がないので、あまり動き回りながらの撮影には向いていないのが惜しい点です。
画面内指紋認証
もはや定番と化したのか、画面内指紋認証を採用しています。流石に背面センサー式の指紋認証に速度は劣るものの、結構便利な機能です。
気になる点
転送規格が古い
microSD、内蔵ROM、Type-C共にデータ転送規格が2.0止まりの型落ちです。データ移行の際に多少なりとも遅さを感じる場合はこれが原因でしょう。
あまりデータ移行をやりとりしない人でないならば気にならない点ですが、こまめに写真データなどをバックアップするのであれば、少々気になってくるであろう点です。
充電器が日本では使えない
専用の急速充電器がついてくるものの、そもそも国内向け製品ではないので日本では使えないです。
Softbankのみ対応
国外向けなのでこれも仕方ない点ですが、海外でもメジャーバンドなSoftbank系のSIMにしか対応出来ていません。Docomo、au系のSIMでは電波を拾うのは難しいでしょう。
総評
良い点
悪い点
- 国外モデル
- 転送規格が古い
なかなかに高性能なモデルであり、スペックだけみたら購入価値のある優れた端末であると言えるでしょう。しかし、現在はまだ日本国内では販売されておらず、サポートは期待できないです。
このモデルを日本向けに販売するにしても、対応バンドを増やすかSoftbank専売モデルにする必要があり、そうなるとまた値段があがりそうだなという懸念もあります。
コスパ良好なスマホなので、できれば日本でも正規販売されて欲しい製品です。