Microsoft社は現在PowerToysというカスタマイズ機能の一つとして、キーマッピング変更ソフトを開発しているようです。
キーマッピングなんかイジる必要あるのかと思われる方も多いでしょうが、大量にコードを打つプログラマーなんかだと、配置をいじることで腕の負担や時短に繋がるので、全く居ないわけではありません。また、コンパクトキーボードなんかで不要なキーを削除し、代わりに有用なキーを入れ替えるなんて事も可能です。
今までは簡単には出来なかった
今までキーマッピングを変更するには、レジストリを変更する事が必要でした。レジストリをいじる、そう検索すると正常に動かなくなるなんて情報も出てきますがそのとおり。デタラメな値に変更すると確かに良くない事になります。慣れればどうってことのない作業ですが。
他にもサードパーティ製のソフト(keyswap)で簡単にレジストリを変更する方法もあります。ただどちらにしても一度再起動をする必要があるので結構面倒な面がありますね。
Keyswapはこんな感じ
少し話がそれますが、keyswapについても触れておきます。
このソフトは右側にキーボードの全体図が乗っていてそこから変更することも可能なので、直感的な操作が可能です。特に難しい設定も存在しないため、説明を見なくとも簡単に使うことが出来ると思います。
一応XPまでの対応となっていますが、Win10でも使用可能でした。
Githubにて開発情報が発表されている
現在この機能はGithubというサイトにて開発情報が発表されています。この機能だけではなく、PowerToysの他の情報も乗っているので、気になった方はそちらも見ると良いでしょう。
開発段階のUIはこんな感じ
正直文字ばかりなのでちょっと使いにくい印象です。ゲーミングキーボードのソフトの用に、キーボードの全体像のような物が出て、そのキーを選択肢て変更する形なら良かったのですが。ぶっちゃけると前述したKeyswapよりはユーザーライクではないかなと思います。
しかし、このソフトは非常に軽いUIにするという事なので、低スペPCを使っているユーザーにも優しい作りになりそうです。そういった面を考えると、極力文字を多めにUIを作るというのは正しい選択かと思います。
総評
今までWin10にありそうでなかったキーマッピング変更機能ですが、ここにきてようやく実装される日が近づいてまいりました。今までレジストリをいじるという面倒な方法しかなかったですが、ようやく公式の機能で行えるようになりそうです。
わりかしニッチかも知れない機能ですが、確かに需要のある機能。Microsoftには期待が高まります。