モバイルバッテリーで有名なAnkerのオーディオ向けサブブランド、Soundcore。こちらもメインブランドに負けず劣らずの高評価で、多くのユーザーを集めるに至っています。そんなSoundcoreから、なんと一万円を切る値段でノイズキャンセリングを搭載したすごいヘッドホンが販売されています。
スペック
ノイズキャンセリング搭載
ANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載しているため、外部の雑音をシャットダウンして音楽に没頭できます。
機能の強度的には他メーカーの高級モデルほどではありませんが、ノイズキャンセリングってこういうものなのかと体験するには十分すぎる程の性能です。具体体的にいえば、スマホのバイブ音やキーボードのタイプ音がまったく聞こえなかったり、外した時にやたらと時計の音がうるさく感じたりといったレベルです。
低音と音圧がすごい
Soundcoreらしい音質の味付け具合です。低音がドンドン効かせてあり音圧も強くて迫力満点です。しかし、それでも中高音も負けないレベルで出ているのは流石と言っていいでしょう。万人受けしそうな音作りです。
ただし、低音と音圧が強いということはそれだけ聴き疲れしやすいということを意味しています。
側圧も良好
メガネ装備でも問題なく使用可能な柔らかめの側圧です。もちろん長さも調整できるので、よほど顔がでかくない限り問題なく装着可能です。
流石にヘッドホン特有の長時間使用時の疲れはあるでしょうが、それでも比較的快適な方に感じました
充分な使用時間
ANC起動時でも40時間は連続再生可能なので、充電の手間が減って良いです。流石バッテリー関係で優秀なAnkerのサブブランドといったところでしょうか。
ただし、充電端子がmicroUSBな影響もあってか、満充電に3時間程かかるのは少々良くない点です。ここはTypeC端子を搭載し、急速充電にも対応してほしいところでした。
有線接続も可能
有線接続でも使用が可能なため、急な電池切れ時も使用可能です。有線だとハイレゾ音質にも対応なので音質がさらに向上し遅延もなくなるため、なんならゲーム用途でも使用可能かもしれません。
ただし、有線接続時は通話機能が使えなくなるので注意です。
総評
良い点
- ANC搭載
- 良好な音質・側圧
- 充分な使用可能
- 有線接続可能
- 価格も控えめ
悪い点
- 見た目は値段相応
- apt-X非対応
- 聴き疲れしやすい
- microUSB
- 通話はおまけ
音楽性能に関して以外は抑えめです。見た目は無骨だし充電端子はmicroUSB、内蔵マイクはANC機能のオマケレベルで最低限の通話品質しかないです。
しかし、間違いなくワイヤレスヘッドホンの中ではトップクラスのコストパフォーマンスをもったヘッドホンです。この値段でANC搭載機なんて出されては、他メーカーはやってられないでしょう。apt-Xに非対応なことだけが救いでしょうか。
結論、このヘッドホンはANCを搭載した神ヘッドホンです。