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Technics EAH-AZ60 レビュー 国内オーディオブランドの底力を見せる高級完全ワイヤレスイヤホン

TechnicsはPanasonicの高級オーディオブランドです。そんなTechnicsは、中華製のTWSとは一味違う製品を作り続けて来ました。

そんなTechnics製のフラグシップモデルのTWSTechnics EAH-AZ60は非常に高音質でアクティブノイズキャンセリングも強い、ハイエンド価格に相応しい代物になっています。

製品特徴

スペック
機種名 Technics EAH-AZ60
値段 約28000円
接続 Bluetooth 5.2
コーデック SBC, AAC, LDAC
音質傾向 若干低音強めのフラット
操作法 タッチセンサー
使用時間 4.5時間(ANC+LDAC)
5.5時間(ANC+SBC, SBC)
7.0時間(ANC+AAC)
充電端子 TypeC
防水 IPX4
付属品 充電ケーブル, 替えイヤーピース
説明書
備考 8mmダイナミックドライバ
ANC, アンビエントモード
マルチポイント, アプリ対応

 

誇張表現の少ない素晴らしい音質

TWSの多くは、特に安物になってくるとやたらとドンシャリ傾向にあるのですが、本機はたしかに低音こそ強めなものの、他の音域が曇ったりはしていない、非常にバランスの良い音質になっています。

繊細すぎることもないので外で音楽を聴いても十分に楽しめる音質になっていると思います。

 

流石に有線イヤホンのミドルプライス品が相手だと部が悪いですが、少なくともエントリー以下の有線イヤホンとくらべても十分な音質になっています。

 

アクティブノイズキャンセリング性能はかなり高い

本製品のANCは非常に高い水準にいます。音楽を聴いている状態であれば、もはや隣で扇風機を回しても気にならないレベルに強力で、外の雑音をガッツリと削減してくれています。

また、ハイエンド帯故当然ではありますが、ホワイトノイズなども一切発生してはいません。安物だとANCを使うと変なノイズが発生するものも多いので、こういう部分も格が違うと思いました。

 

ただあまりにも強力なので、その強度のまま外で使おうものなら自分の身が危ないでしょう。外でこのイヤホンを使うなら、外音取り込み機能を利用しましょう。

 

外音取り込み機能はそこまでではない

アンビエントモードですが、これに関しては自然な感じではありません。妙にエコーがかかるとか、そういう酷いレベルではありませんが、どうにも人工的な音質がしてしまいます。

 

十分実用的な範囲ですが、他の部分が高水準なだけに、ちょっとここがより残念に見えてきますね。

 

 

LDACによりハイレゾ対応

この完全ワイヤレスイヤホンは、現状ではまだ数の少ない、LDACコーデックに対応しています。これのおかげでハイレゾ音源にも対応しており、より高音質で音楽を楽しむことが可能です。

 

ただし、このコーデックを使用して接続を行う場合、スマホアプリで一度音質周りの設定をする必要があります。

 

アプリ対応、というか必須

前述の通りハイレゾ音源を楽しむ為にLDACコーデックを使用するのであれば、まず専用のスマホアプリで設定する必要があります。

これのためだけにもまず必ずスマホアプリをインストールしておきましょう。この他にも、接続性を安定向上させるために、ファームウェアの更新などが必要になってくるので、このアプリをインストールしないという選択肢はありません。

 

こうした初期設定以外にも、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の調整や、イコライザーの設定なんかも可能です。

 

質感もかなり良い

ケースイヤホンともに素晴らしい質感です。やはりこういう部分も安物とは違っていますね。

このケースも結構な小型なので、ポケットに入れて持ち歩いても邪魔にはならないでしょう。落としても気づかないくらい小型なので、絶対に落とさないように注意しましょう。

 

まとめ

国産の高級品というだけあって、非常に高水準なTWSです。ちょっと外音取り込み機能が不自然で残念な感じもありますが、それも些細なレベルであり実用性は十分です。

 

惜しむらくは値段が高いので、一般向けとは言い難い点でしょうか。なるべく無線でも高音質で音楽を楽しみたいという人には、是非手にとって頂きたい製品です。

 

Technics EAH-AZ60
国内オーディオブランド製のTWS。音質も素晴らしい。
 

 

 

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