格安ガジェットブログ

格安ガジェットブログ

月水金の隔日更新!ガジェットの紹介、コラムを書いてます。

イヤホンの箔付け要素。ここはあまり重視しなくて良いです!

オーディオ製品にはかならずついて回る要素があります。それは機能面などによる箔付け要素。

実際はそこまで音質は良くないのに、その要素が付いているだけであたかも素晴らしい製品に見えてくるというものです。しかし、実際には付いてるだけみたいな事もあって、必ずしも商品の善し悪しには関わってこないこともあります。

 

今回はそんなオーディオ製品、とくにイヤホン周りで多く見られる箔付け要素について解説していきます。

イヤホンにまつわる箔付け要素

高音質コーデック対応

高音質のコーデック、たとえばAptXやLDACへの対応で、あたかも高音質サウンドに対応しているかのように見せかける製品は非常に多いです。

 

しかし、実際に音質の良し悪しを決める重要な要素は、コーデックではなくドライバやハウジング、ネートワーク制御などによるもっと直接的な要素です。コーデックも確かに影響はありますが、まずドライバなどがまともでないと意味がないのです。

 

3000円程度の低価格モデルのイヤホンにAptXなんて付いていても、ドライバの性能的にそのコーデックは活かしきれないことが殆どです。AACにさえ対応していれば、遅延や消費電力的に考えても十分でしょう。

 

 

ノイズキャンセリング

アクティブノイズキャンセリングによる遮音機能が流行っていることもあり、多くのイヤホンが何かとノイズキャンセリング搭載なんて書いています。

 

しかし、その殆どのノイズキャンセリングが音声通話向けのマイク用ノイズキャンセリングで、耳栓効果のあるアクティブノイズキャンセリングとは別の機能なのです。

よく説明を読めば間違えることはないでしょうが、あまり読まずに買っちゃう人は騙せますし、そもそも検索妨害も兼ねているので極悪ですね。

 

また、しっかりANCを積んでいる場合でも、その性能はまちまちです。気持ち程度にしか遮音してくれなかったり、ホワイトノイズが出まくっていたりなど、粗悪なANC搭載機もザラにあります。

 

多ドライバ

通常、イヤホンの音を出すドライバは片側に1つです。しかし、このドライバを複数積むことで、より鮮明かつきれいに音を出すという手法があります。

現在の中華イヤホン界隈においては、多ドライヤホンが多く販売されていて、中には5000円程度で8ドライバイヤホンなんて頭のおかしい構成をしているものも見受けられます。

 

しかし、多ドラ=単発よりも音が良いってわけではありません。分離感がでて音の厚みや表現力は豊かになる傾向は確かにあるのですが、その分聴き疲れやすくなったりもするし、ウォームサウンドになる傾向もあるのです。

そういった点を解決しているという開発費も含めてあるのが高額モデルなわけですが、低価格だとサウンドが破綻してしまっていたり、そもそも音が出ていないドライバがあるといった最悪な状況も引き起こしかねないのです。

 

ドライバ数だけ見て、コスパが良いとか音が良いっていうのは幻想でしかないのです。

 

まとめ

最近はTWSが特に流行していることもあって、そちら方面の箔付けが増えてきています。特にコーデック問題はしょっちゅうのように見かけます。

 

皆さんはカタログ上のスペックに惑わされず、評判の良くて実用性の高い製品を買いましょう。

 

Technics EAH-AZ60
国内オーディオブランド製のTWS。音質も素晴らしい。
 

 

 

HOME