近年、廉価版製品にも力を入れ始めたRazerですが、マウスばかりではなくキーボード分野でもそれは如実に現れています。今回レビューするのはそんなRazerから販売されるミドルプライスなメカニカルゲーミングキーボード、BlackWidow Liteです。
スペック
オリジナルのオレンジ軸
Razer独自のオレンジ軸を採用しています。Cherry軸で言うところの茶軸に近く、そこそこの打鍵感と軽いタッチが特徴的です。これだけだと静音性はさほどではありませんが、付属品の静音化リングをキーキャップに取り付けることによって、タイプ音を静音化することが可能です。
配列を選択可能
英語配列だけでなく日本語配列もしっかり対応しています。どちらの配列が好きな方でも選択できるのは嬉しい点です。
LEDは白単色
廉価版故仕方がない事ですが、RGBLEDには対応していません。LEDを光らせて遊びたい人には向かないです。
しかしながら白単色というのもなかなか高級感があるので悪くないと思います。
ケーブルの着脱可能
ケーブルの着脱可能です。断線した場合は交換可能だし、持ち運ぶ際や収納する際にもしまいやすくて便利です。あくまで取り外し可能というだけで無線接続できるわけではないです。
ソフトウェアあり
大手メーカーなので当然専用ソフトウェアが存在します。しかし、このRazer Synapseは他ソフトウェアとの干渉を引き起こしやすいため、他のゲーミングデバイスも全てRazer製品で統一する事が推奨されます。
白黒二色のカラーバリエーション
白だけでなくブラックカラーも存在します。自分のデスク周りにあった色を選べるのは嬉しいです。
総評
良い点
- 静音化可能
- 色・配列を選択可能
- ケーブル着脱可能
- コンパクトで場所を取らない
- 専用ソフトあり
悪い点
- 白単色LED
- ソフトウェアの相性問題
Razer固有のソフトウェア問題があるものの、マクロを組まないのであればソフトウェア自体をインストールしない事で対処可能です。
少々面倒くさい作業もありますが、静音化も可能だし、色配列の選択肢もあるなど、安いながらにいろいろ選べるキーボードです。収納もしやすい作りをしているので、ゲームをしない時は他のキーボードに変更するなんて使用方法も可能です。
品質的にも大手メーカーなので安定しているため、入門用ゲーミングキーボードとしてもおすすめの一品です。