HAVITは中華メーカーとしてはそこそこの種類の製品を出しており、ドン・キホーテなどでもその製品を見かける事があります。少しずつ日本での知名度を増やしつつあるHAVITから中々面白い縦型マウスであるHV-MS764が販売されているので紹介していきます。
スペック
特徴的な縦型形状
公式でカタツムリの様だと称される特徴的な縦型形状をしています。この形状がいわゆるエルゴノミクスという奴で、マウスを長時間扱う上での腱鞘炎予防に役立ちます。
しかしかなり特殊な形状をしているため、使いこなすには慣れが必要です。とくに初めのウチはマウスホイールの位置が確認しづらいです。
220gは流石に重い
この重量だとMMOゲーミングマウスの重量になってしまいます。ボタン数は一般的な6ボタン式なのにどうしてこんな重さになっているのでしょうか。
無駄にLEDを光らせるくらいなら、もっと軽量化したほうが良いと思います。
dpiは800~6400
dpiスイッチが搭載されており六段階で調整可能です。ソフトウェアは存在しないので、細かな調整は効かないです。もっと低いdpiが良いというローセンシのプレイヤーにはこの時点でサヨナラです。
このdpiに連動してLEDのカラーが変動する仕組みになっています。
ポーリングレートが公表されていない
お前本当にゲーミングマウスかよ!?
ポーリングレートが公表されていない場合、多くのマウスは250Hzのポーリングレートとなっています。これだと大幅にカーソル精度が下がってくるので、もはやゲーミングマウスと名乗るのは烏滸がましいです。
仮にもゲーミングマウスを名乗っていて、他のマウスだとしっかりポーリングレートを公表しているのにがっかりです。
センサーはまぁ普通
ポーリングレートの問題はありますがセンサー制度自体はまぁ値段相応です。ライトユーザーが遊ぶ分には特に不満を感じるほど酷いわけでもないです。しかしやはりRazerやLogicoolのような一流メーカー品と比べるのは可哀想です。
総評
良い点
- 腱鞘炎予防
- 普通のマウスとしてはまとも
- 価格が安い
悪い点
- ポーリングレート未公開
- 重たい
- アフターサポートが微妙
はっきり言ってこの商品をゲーミングマウスとして見るのは辞めたほうがいいです。ただ光るだけの典型的ななんちゃってゲーミングマウスでしかありません。
ただ、ゲーミングとしてではなく普通のマウスとして見た場合は、エルゴノミクス形状で普通に握りやすく、腱鞘炎も予防できる良いマウスです。また、LEDを消すボタンも底面に存在しているので、それを使えばオフィス向けマウスとしても運用できるでしょう。