PC向けのゲーミングデバイスが多く作られるようになってきましたが、その一方でこれは本当にゲーミングなのかと疑わしい製品も多く見かけるようになってきました。
特にAmazonなんかでは、とにかく安いものを仕入れたいがために価格だけでゲーミングマウスを選択した結果、泣きをみる羽目になっている人も多く存在します。
そこで、今回は私なり正しいゲーミングマウスの定義を決めて、読者の皆様が少しでも損をしないように解説していきたいと存じます。
欲しい機能について
ポーリングレートについて
ポーリングレートというのは、1秒間に何回PCに対してマウスからデータを送信するのかを数値化したものです。簡単に説明するとマウスの動きが反映される頻度の事です。
FPSゲームなどでは素早く反応してエイムしないといけないので、この数値が重要となってきます。
適切な数値はゲームによって変わってきますが、多くのゲーミングマウスは数値をソフトウェア上で変更する事が可能です。だいたい500Hzか1000Hzが適正値であるとされています。
この数値が記載されていない製品はだいたいが125Hzなので、ゲーミングとは呼べないです。
センサーの性能
安物のマウスだとセンサーの性能が低いため、精密な動作が聞きません。また、急に動かした時の反応も大きく遅れる事があるため、少なくともFPSなどのゲーム向けとは言えないです。
センサーの性能に関しては数値化することも難しく、やはり無名メーカーの安物ほど性能が低い傾向にあります。
サイドボタンなどのボタン数
ゲームの種類によっては多くのボタンが欲しくなる事があります。代表的なものだとMMOと呼ばれるジャンルのゲームです。こういったゲーム向けに、上の画像のような多ボタンマウスが販売されています。
MMOゲームでなくとも、ゲームで使用するマウスに右左クリックとマウスホイールだけでは厳しいものがあるので、最低でもサイドボタン二つくらいは欲しいところです。
dpi変更ボタン
これも大抵のゲーミングマウスには備わっている機能です。
実数値としては200から4000程度まで対応していればローセンシからハイセンシの人でも十分困らない数値です。
この機能に関しては、中華の安物でも備わっているものの、かなりガバガバな数値設定になっているものも珍しくなく、実数値との差が2000を超えているものも存在しています。
専用ソフトウェア
あくまでもあれば便利程度のものですが、ポーリングレートやボタン設定を変更できるようになります。
これは関係ないというモノについて
LEDの有無
ことゲームを遊ぶという観念からしたら、本当にどうでもいい機能です。マウスがピカピカ光ったからといって、本当にゲームに適していると思いますか?
暗い部屋で遊ぶ時便利? 目が悪くなるから明かりは付けましょう。LEDに釣られた結果、ろくでもないマウスを買うことになりますよ。
見た目の格好良さ
確かにかっこいいマウスに惹かれる気持ちはわかりますが、そのマウスの形状が果たして本当に手に馴染む形状をしていますか?
マウスの形状で似たものが多いのは、その形状こそが人間が使うに適した形状であるからです。
総評
ゲーミングマウスの定義
- ポーリングレート500Hz以上
- センサーの性能
- ボタンの数が6個以上はある
- dpiが変更できる
- できればソフトウェア対応
私が定義を決めるとすれば、このような5つの項目になりました。他にマウスの硬さなど、ゲーミングマウスとしてはこだわって欲しい点もあるのですが、マウスバンジーでどうとでもなるので割愛します。
もしゲーミングマウスが欲しいと考えている人がいれば、上述の項目を気に留めてもらえると幸いです。特に上記2つは、絶対に必要な項目と思ってほしいです。
選び方としては、下手に冒険しないで知名度の高い有名メーカーの製品を買うのが失敗しない買い方です。有名メーカー製のものでも、エントリー向けの製品であれば5000円も出せば購入可能ですし、それでいて性能も決して低くありません。
下記に一般的なゲーム向けのマウスと、MMO向けのマウスへの商品リンクを張っておきます。