完全ワイヤレスイヤホンで一番おすすめできるのは何か? そう聞かれたときに意見が分かれるのは最もな事です。しかし音響マニアでもなければ五桁する製品はおすすめしにくいです。
今回は低価格帯向け完全ワイヤレスイヤホンの中でも定番中の定番、AndroidスマホからiPhoneまで幅広い端末でも使用可能かつ音質も良い、Anker Soundcore Life P2を紹介していきます。
スペック
Soundcoreシリーズらしい低音の効いた音質
とにかく低音マシマシで迫力のある音質傾向です。かといって中高音も駄目というわけではなく、控えめながらしっかりと主張しています。解像度や音圧もこの値段ではなかなか考えられないくらい良質です。
同価格帯の他の完全ワイヤレスイヤホンと比べても、かなり弄った音でもあるので、本来の音楽そのものを感じたい人には不向きであるとも言えます。
コーデックも問題なし
AAC、AptXを両方使えるので、iPhoneでもAndroidでも最高のパフォーマンスで音楽を楽しむことができます。うどんアンテナ型のおかげでどちらのコーデックで接続しても、ちょっとやそっとの事でぶつ切れになったりもしないです。
なにげにマイク品質も良好
この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンは、通話時のマイク音質はオマケ程度の事が多いのですが、このLife P2は普通にクリアな音質で通話する事が可能です。うどん部分のマイクがしっかり働いているということなのでしょう。
7時間連続使用可能
最近の安物モデルでも再生時間は伸びてきていますが、このイヤホンも7時間の連続使用を可能としています。それでいて片側6gの重量と、装着感もけっして重いわけではないので、つけていて耳が疲れてくるといった事態も起きにくいでしょう。
ケースの充電端子も安物にしては珍しくTypeC端子を採用しているので、現行のスマホの多くと同じ充電器を使用することが可能です。
ボタン操作ながら防水もばっちり
ボタン操作なのでタッチセンサーにありがちな、感度が悪くて誤操作を引き起こすことがありません。ただ、ボタン操作では音量調整できないのがちょっと残念な点です。
そして、ボタン操作を採用していても、しっかりとIPX7の完全防水を実現しているので、雨の日で使用してもなんら問題ないです。水たまりに落ちても大丈夫です。
総評
良い点
- 低音のしっかり効いた迫力ある音質
- AAC、aptXに対応
- マイク音質も良い
- 7時間連続使用可能
- ボタン操作と防水の両立
- Ankerの手厚いサポート
悪い点
- 若干聴き疲れしやすく、好き嫌い分かれそうな音質
- ボタン操作で音量変更は不可
悪い点も微々たる程度しかなく、よほどの音響マニアでもないかぎり全然満足できる性能を持っている完全ワイヤレスイヤホンです。
性能もさることながら、メーカーがAnkerということでサポートも手厚いです。完全ワイヤレスイヤホンは欲しいけど、怪しい中華製はちょっと、なんて人にも、Ankerであれば有名で信頼できるメーカーなのでおすすめしやすいです。
まさに定番中の定番。低価格帯トップクラスの完全ワイヤレスイヤホンと言えるでしょう。