投影されたモニタやキーボードに触れて機械を操作する。そんな場面を映画などで見たことをないでしょうか。
極めてSFチックなこんな場面ですが、近いことがすでにできるようになっていることを知っているでしょうか。今回はレーザープロジェクションキーボードについて紹介していきます。
スペック
サイズは非常にコンパクト
スマートフォンよりも小さなこの製品は、持ち運びにも適しています。鞄の中だけでなくポケットに突っ込んで置くことも可能です。
また重量も38gと非常に軽量です。
Bluetooth接続
Bluetoothに対応しているの無線での接続が可能です。Windowsだけでなく、AndroidやiOS端末でも扱えます。ただし、製品自体が古いのか、対応バージョンは古いです。それでも現行機種に繋いで普通に使えるようです。
バッテリー式
内部バッテリーによる充電式を採用しています。ただ、1000mah程度のバッテリーしか積んでいないので、そこまで長持ちはしないと考えたほうが良いでしょう。
駄目な点は多い
配列が独特
いちおうUS配列を踏襲していますが独自配列のようでもあり、うまく操作するには慣れが必要です。
明るい部屋では見にくい
光投射式という関係上、その見やすさは投射する面の色や部屋の明るさに大きく左右されます。
使用するたびに部屋の電気を切って、カーテンを締め切って使うなど面倒だし、暗い場所での作業は目の疲労を加速させます。
感度も良くない
投射されたキーボードに手を触れないとキーが反応しないというのは、中々に頑張って調整されていると思います。しかし。その反応が中々に渋く、触れているのに全然反応してくれないということが多いです。
遅延も大きい
無線の品質の問題なのか、投射式そのものの問題なのか、タイピングからの遅延も体感できる程度には大きいです。ゆっくりタイプしてやらないと、これまた入力されない事になってくるので、ストレスを感じる点も多いでしょう。
総評
良い点
- 小さく軽い
- Bluetoothによる汎用性
- バッテリー式
悪い点
- 独特な配列
- 場所を選ぶ
- 感度と遅延
近未来的で夢のあるキーボードですが、実用的であるかと言われると厳しいものがあります。昔はELECOMからも販売されていたようですが、現在は取り扱っていないことからも、まだまだ技術的に厳しい事がわかると思います。
しかし、安いものであれば5000円も出せば購入可能です。ちょっとした玩具として考えるのであれば、おもしろいキーボードだと思います。