HAVITは中国の企業で、マウスやキーボードを主に販売しているメーカーです。日本でもそれなりに販路を伸ばしており、ドン・キホーテのようなお店でも格安ゲーミングデバイスとして、マウスとキーボードのセット商品を見かける事ができます。
今回紹介するKB487L、今まで光らせてなんぼだったHAVITのキーボードにしては落ち着いたデザインです。しかし、このキーボードはただ落ち着いているだけではなく、とても新しいキー配列をした革命的なキーボードです。
スペック
新しい配列
ぱっとみこのキーボードは、よくあるテンキーレスキーボードに見えます。しかし、本来INSキーやDELキーがあるところにテンキーを配置しているのです。
この配列は私としては中々に便利です。ここに本来あるキーで、常用しているのはDELキーくらいなもの。テンキーの方が文字入力の観点では打ちやすいです。
キーキャップも高級仕様に
キーキャップは通常のプラスチック製ではなく、高級キーボードによく使用されるPBTを採用しています。これを使用することで質感が良く、耐久力も向上しています。
ただし、印字ズレなどの手抜きが見られる個体もあるようです。
赤軸メカニカル
デザイン的に落ち着いたキーボードを目指しているだけあり、キースイッチも比較的静かな赤軸を採用しています。あまり知名度の無い中華製Cherry互換軸ですが、そこはコストカットのために仕方ないでしょう。
それよりも問題なのは、スペースキーのような大型キーに噛ませてあるダンパー。これが結構音を立てるので、せっかくの赤軸の静かさも半減です。
まとめ
良い点
- 落ち着いたデザイン
- 質感の良いPBTキーキャップ
- 赤軸
悪い点
- 印字ズレ個体が確認されている
- ダンパーで大型キーがうるさい
一応ゲーミングキーボードという括りになってはいますが、実質的にはオフィス向けのメカニカルキーボードです。安価なので多少の粗はあるものの、ここであげた粗は正直言ってクレーマーくらいに厳しく難癖つけたものです。
中華メカニカルもここまですごいものが出たのかと感動するレベルの仕上がりのキーボードになっているので、興味があれば購入してみると良いでしょう。
なお、キーキャップが通常の透過キーキャップに変更し、LEDピカピカ仕様の兄弟機が存在しているので、そちらの商品リンクも掲載しておきます。