ガッカリプランを出して顧客の多くに愛想を尽かされたauですが、ついに打開策となるべく新プランを発表しました。povoと呼ばれるオンライン契約限定のこのプランは、DocomoやSoftbankの出した格安プランよりも５００円安いのですが、その実態はどういったものなのでしょうか。先に結論から言っておきますと、他のキャリアの格安プランと値段同じでした。
povoの内容について
データ通信に関してはahamoなどと変わらない
月２０ＧＢまで使用可能、それ以降は低速モードで通信になるというもので、ahamoやSoftbank on lineと変わらないプランです。これだけ見ると、これで５００円安いのだから良いと思うかもしれませんが、もう一つ大切な事を忘れていませんか？
そう、スマホは電話するものなんだから、通話料金の事です。
５分以内のかけ放題には追加料金が必要
ほかキャリアの格安プランには標準で備わっていた、５分以内の電話であれば無料でかけ放題という内容が、povoには標準では搭載されていません。これを組み込むには追加で月額５００円を支払う必要があります。
つまり、合計で２９８０円になるので、料金的には全く同じという事になります。カタチだけ安く見せるとかさすがau。相変わらず顧客を馬鹿にしていますね。
一応、LINE電話メインで通常の電話は全くしないという人間にはメリットになりますが。
その他追加プランもあり
トッピングシステムという形で柔軟に課金することで、プランを追加することができます。
２００円課金して２４時間だけデータ無制限になるプランや、月額１５００円課金で国内通話無料になるプランなどもあります。こういう部分はすごく良いと思います。
キャリアメールはない
ほかキャリアもそうでしたが、キャリアメールは使えません。いままでキャリアメールをメインにしてきた人は、gmailなどに切り替えていく必要があります。
まとめ
トッピングシステムという形は便利だと思います。ここだけみればahamoやSoftbank on lineよりも柔軟だと言えるでしょう。しかし、２４８０円という事を大きく主張して、あたかも他プランよりも安いということを声高に主張している部分は印象が良くないですね。まぁ値段だけ見て通話料金は別ということを読まない人も問題だとは思いますが。
なにはともあれ、これでauも格安プランを出したことで、大手キャリア全てが足並みを揃えました。これを機にプラン変更して、今までキャリアに高額な通信料金を支払っていた層が、多少は生活にゆとりが出ることを祈っています。
