総務省の活躍によって、ついに三大キャリアは格安プランを出しました。そこで済ませておけばよかったのですが、何やら総務省は今度は安くし過ぎだと難癖をつけ始めました。キャリアは振り回されて大変な立場なのか、それとも大手と政府の癒着からくるただのプロレスだったのかはわかりませんが、何にせよ由々しき事態です。
何故難癖をつけ始めたのか
不当な水準ではないのかという疑問
あまりに急激に安くし過ぎなので、本当にこれは適正な価格であるのか。他社を出し抜いて独占しようとしているのではないか。そんな懸念があるのか実際にスタックテストまで開始するとのことです。とんでもない事態に成りましたね。
格安SIM事業社への救済
この格安プランで一番損をするのは、やはり今まで格安プランを出してきたMVNO事業の会社です。今まで自分たちが苦心してやってきた価格で、遥かに安定した通信速度で格安プランを繰り出されればたまったものではありません。密かに店じまいの準備をしていたところもあるでしょう。
こうしてMVNOがなくなれば、スマホSIMの天下は再びキャリアのものになってしまうので、そこを懸念したと考えもあります。
実際値上げはありうる
スタックテストまで行う以上、実際に不当な金額だと判断されれば行政指導が入り値上げはされると思います。キャリアも値上げなら即適応するでしょうしね。せっかく2980円だったのに1000円、2000円の値上げは覚悟した方が良いかもしれません。
まとめ
個人的な意見ですが、総務省には余計な事はしないで欲しかったですね。力のない企業から潰れていくのは資本主義社会としては間違っていないし、我々一般層からしてみればスマホの通信料金なんて安ければ安いほど良いので。
国外よりも通信品質的に安定しているとはいえ、日本のスマホ代は実際に高すぎると言われても仕方ない料金です。それが今後解決していくのかなといった矢先にこの横やりです。言うことが二転三転する総務省にはガッカリしました。
このコロナ禍で他にも金をかけるところはあるはずなのに、スマホの機種変更の為の案内所を作るなんて案もあるらしく、総務省、そして政府の行動は良くわからないですね。