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ソフトバンクが白ロム一括購入を強制キャンセル!? あまりに悪どい手口に空いた口が塞がらない

日本大手4大キャリアのうちの一角、ソフトバンク。かなり長く続いているこの会社ですが、またしても購入者に対して不誠実なことをしてくれました。

その内容は、白ロムスマホを一括購入したお客に対し、強制キャンセルをかけて売るのを拒否したというとんでもない行為でした。このあまりに悪質な手口に対して、記事にまとめていきたいと思います。

事件の全容

ある購入者が一括払いで白ロムを購入したところ、後になってソフトバンクからいきなりキャンセルのメッセージを叩きつけ、販売を拒否。

そして、ならばと改めて購入しようとした際には、48分割のみの支払方法しか残っていなかったというのがことの発端です。

これの何が悪かったのか、もう少し深掘りしていきましょう。

 

白ロムについて

スマホに詳しくない方について白ロムを説明しますと、SIMフリー化したスマートフォンのことを言います。通常キャリア販売のスマートフォンは、そのキャリアのSIMカードしか使えないようにロックがかかっているのですが、それを解除してどこのSIMカードでもバンドさえ対応していれば使えるようにしたものを、白ロムと言います。

 

現在は総務省の指示で原則SIMロックは解除するように義務付けられている筈なので、普通はなにも言わなくても解除してくれている筈ですが……

筆者はキャリアの事を全く信用していないので、もしキャリアでスマホを買うならSIMロック解除に対し最大限確認をとるようにしています。

 

白ロムであれば、キャリア縛りが消えるので、違約金やブラックリスト入りを気にしなければすぐに契約会社を移れるのが利点ですね。

 

一括払いと分割払い

基本的にスマホに関しては分割払いでも支払料金が割高になることはありません。なので普通に使っていく分には分割払いでも特に問題はないでしょう。

ただ昨今のスマホ事情では、新しいスマホが出たら今持っているスマホをフリマショップに流して新しいものに買い替える層が一定数います。そういった人たちがスマホを売却する際に、完済の終わってないスマホを売却してしまうのは結構まずいことです。

 

例えばこういった不正が発覚したり、途中で支払いを忘れてしまったりすると、キャリアからそのスマホの通信に、利用制限をかけることが可能になってしまうのです。こういう利用制限のかかったスマホは赤ロムと呼ばれています。

 

更に48分割ですと、4年間かけて返済していく計算になります。この間に他社に契約を移っても、一括払いになったりそのまま払い続けるだけになったりと、そこはキャリアの契約によってまちまちですが、心理的に支払いが残っているのに他の会社に移るというのは難しいですよね。

 

 

向こうの都合でキャンセルはありえないでしょ

このキャンセルの何がやばいって、ソフトバンク側の都合でキャンセルしたくせに、「お申込みのキャンセルを承りました。」とこちらからキャンセルしたようにメッセージを送ってきているんですよね。いや、お前らが勝手にキャンセルしたんじゃないかと。

 

その後は購入ページから一括払いが消えて、48分割しか残っていない状況になっていました(現在は一括払いが復活しているが、ちょっとわかりにくい位置にある姑息さ)。

 

実はこれ以外にも、ソフトバンクは一括払いを何度も拒否しているとの話が浮き彫りになっており、総務省消費生活センターへの連絡でチクった方が良いという意見が多くなっています。

相変わらず政府機関を舐め腐った対応してますよね。

 

何故ソフトバンクは一括払いをキャンセルしているのか

あくまで推測も混じっていますが、考察していくと

  • スマホの売買だけでは利益が少ない
  • 年間契約でお金を毟り取りたい
  • 分割にしておけば支払いまでは残る顧客が一定層いる

この三点になるとされています。実際、キャリアショップがスマホの売却だけで儲けられる利益は少ないとされており、メインの稼ぎは通信契約にあるとされています。

なのでキャリアとしては年間契約させて顧客からお金を毟りとりたいし、48分割なら通常2年プランなのを4年に引き伸ばすことができて、大変美味しいのです。

 

もちろん分割払いにしても、年間契約とは別の話ですし、(年間契約の違約金を払えば)辞めるのは自由なので勝手にやめる人は辞めるし、現在のプランでは総務省の介入により違約金も大幅に減っているのでそのリスクも少ないです。

それでもそういった心理的なものに働きかけて、できるだけ長く契約金を支払わせるというのは、なかなかに悪どい商売だと思います。

 

キャリアで買わなきゃ良いじゃんは通らない

こういう不条理があるんだから、キャリアでスマホを買わなきゃ良いじゃんという意見もありそうですが、実はそうもいかないんです。

例えば日本で世界シェアトップクラスのスマートフォン、Galaxyのフラグシップモデルを買おうとする場合、キャリア専売になっているせいでどうしてもそこを通さなくてはならないのです。

 

これがキャリアの酷い部分の一つで、結構な機種を独占販売することで、契約を取ろうとしているわけですね。

一応中古扱いの新品未使用品という形や、海外通販を使えば、こういった日本だと専売になってしまっているスマートフォンを購入することも可能なのですが、今度は技適問題や保証の絡みがでてくるのです。

 

総務省が頑張っているのはわかりますが、未だにキャリアの悪徳商売はとどまることを知りませんね。

 

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