多くのリケーブル可能なイヤホンの場合、使っている規格はMMCXというタイプです。2ピンタイプの様に折れる危険性がないのがメリットなのですが、実は一つデメリットを抱えていました。
今回は、そのデメリットとともに、何故安物は駄目だったかについて解説していきます。
MMCX端子のデメリット
端子が露出しているので汚れ安い
2pinタイプだと物によってはガードが付いているため、指の皮脂汚れが付きにくくなっている事が多いです。しかし、MMCXは露出面が比較的大きいので素手に触れやすく、結果的に指が触れて皮脂汚れで接触不良を起こすことがあります。得に、頻繁にリケーブルしている人は、そこを気にしてやる必要があるでしょう。
カタカタする場合がある
少し爪を差し込むと簡単に抜く事も可能だし、挿す際に軽く力を入れるだけで接続が可能。2pinタイプのケーブルと比べて折れる心配もなくて、基本的には共通規格として普及しているこのMMCXですが、一つデメリットがありました。
それは物によってはカタカタするという点です。これが結構なデメリットでして、少し硬つくと接続に不具合が起きて、音切れが発生するようになってしまいます。
安物はかなりカタカタする
final純正のものは品質が高いこともあり、まったくカタつきもなく、音切れも発生はしません。しかし、中華製の激安ケーブルだとカタカタしてしまい、使用中に音切れが起きやすく、正直あまり使いやすいとは言えませんでした。
対処法を紹介
ここではMMCXケーブルで音切れなんかが起きた際の対処法を解説していきます。
端子をキレイにする
端子も電気信号を円滑に送れなければ不具合が起きます。特に素手で端子部分を触ってしまった場合、皮脂汚れで接触不良に陥る事もあります。
アルコール、なるべく無水エタノールで拭いてあげる事で、接触が改善される事があります。また、接点復活剤を使うのも有効な手段です。特に中華の安物だと、品質管理が雑な場合も多いので、見えない汚れを取るためにも、端子部分はキレイにしてあげるべきです。
ワッシャーをかます
MMCXのカタつきを抑える、ワッシャーも販売されています。これを噛ませることで、接点を安定させて、音切れを抑える事が可能になります。安物ケーブルを改善したい場合には特におすすめの商品です。ただ、小さな金具なのに1セットで約1000円もするのは少々痛手かなとも思います。
まとめ
普通に良いものを買った場合でも、必ずしもカタつきがないとは言えません。イヤホンごとの相性はどうしてもあるし、端子側の汚れで接触不良を起こすことだって普通にあります。
MMCXは便利で汎用性の高い規格ですが、汚れとカタつきの面は考慮して使うべきだと思います。