皆さんはPowerAというブランドをご存知でしょうか。米国に基盤を置くアメリカの会社で、主にゲーミングデバイスを専門に販売しているメーカーです。日本企業でいえばHORIなんかと似ている感じでしょうか。
純正と同程度の価格でより多機能な製品を多数販売しているこのブランドは、最近までは日本では取り扱っていなかったのですが、つい最近になって代理店が入り、正規販売もされるようになりました。
今回レビューしていくのは、PowerA Spectra Infinity Enhanced。Xboxのライセンスもとった、サードパーティ製有線コントローラーです。
製品特徴
Xbox Series向けの有線コントローラー
前述の通り本製品はXboxのライセンスを取った正式なサードパーティ製品のコントローラーになります。なので、ライセンスも取れていない胡散臭い中華製品よりも遥かに信頼性が高いといえますね。
形状的やサイズ的にも純正箱コンを踏襲しており、握り心地も大きな差異は感じません。
有線でしか接続できないし、価格もだいたい7000円から8000円を推移しているので、激安というわけでもないのですが、後述していく機能面の充実具合から、間違いなくお値段以上の性能は持っていると言えるでしょう。
ケーブルは脱着可能
コントローラーは毎日使うってものでもないと思います。そういうとき、しまっておくのにケーブルがあると煩わしいと思うのは無理のないことです。
本製品のケーブルですが。着脱可能になっているので、使わないときは取り外して収納することが可能です。
規格は古いものですが、汎用規格のMicroUSBを採用しているので、最悪断線してしまっても交換は容易です。また、端子部分はくぼみのある設計になっていて、動かしてもグラグラして端子部分を傷めないようになっています。
ただ惜しい点がもう一つあり、それは付属のケーブルが長過ぎる上に、ストッパー機構のせいで抜き差しが硬い問題があります。長さは好みの問題もあるので一概には言えませんが、ケーブルストッパー機構はもう少し柔らかくにして欲しかったですね。
スティックのデッドゾーンは問題なさそう
少なくとも、安物のコントローラーにありがちな、デッドゾーンが広すぎて細かな操作が出来ないってことはありません。普通にゲームで使っていて、スティック周りで不満を感じるということは一切なかったです。
私自信はガチゲーマーというわけではないので、プロを目指している方の意見は変わってくるかもしれませんが、カジュアル層には十分すぎる精度だと思います。
トリガーストップ機能あり
LRトリガーボタンは押す際に深すぎて連打や速射には向かないという問題があります。この解消のために本製品にはトリガーストップ機構がついており、3段階でのトリガーの深さ調整が可能になっています。
ゲームによっては浅くしすぎると反応しなくなってしまう問題がありますが、その場合は通常時の深く押せる状態に戻せば問題ないでしょう。
背面にはマルチファンクションボタンあり
背面にはアナログで設定可能なマルチファンクションボタンが存在しており、同時押ししにくいボタンを設定しておくことで、プレイのしやすさが向上します。
もちろん、このボタンひとつに複数ボタンの同時押しも登録できるので、単なる同じボタンの複製というわけではありません。
位置的には押しやすい位置についている上に、1月ほど使っていますが今のとこ間違って触ってしまうということもなく、いい塩梅になっていると思います。
ただし、アナログでの設定といった通り、このコントローラーにはソフトが存在しないため、設定方法は英語の説明書を良く読む必要があります。まあ探せば日本語での紹介ページも見つかるので、困った時はググればいいと思います。
LEDの設定も可能
本製品にはLEDで光る機能も備わっています。まあこれも好みの問題かなと。一応設定で光らせ方も変更可能で、ブレス点滅と常時点灯、常時消灯。そして色の変更が可能です。
光りものが嫌いっていう人は、背面のLEDボタンで消灯させれば問題ないでしょう。
まとめ
私は今まで無線コントローラーを使っていましたが、ゲーム中に電池切れになってゲームオーバーになってムカついたので、現在は有線コントローラーをメインに使っています。
最初はケーブルが若干邪魔くさく感じていたのは否定しませんが、性能はそのぶん良いし、色々機能も搭載されていて満足のいく製品だと思っています。
有線コントローラーが欲しいっていう人には、おすすめできる製品です。