廉価版は廉価版なりの見た目。これは普通であれば当然な事だと思います。しかし最近は企業努力もあってか、見た目にこだわっている廉価版完全ワイヤレスイヤホンも多数登場しています。
今回紹介していくSoundPEATS sonicは高級感のある見た目と、そこそこの音質、そして長時間再生という長所を併せ持った格安なTWSになります。
製品特徴
見た目が非常に高級感がある
プラスチック感むき出しなんてことはなく、塗装が施されているのかその筐体は、金属的な印象を与えられます。ケースの外側とイヤホン本体に施されたこの塗装により、とても5000円程度のイヤホンとは思えない高級感を醸し出しています。
外見上で駄目と思われる点は、せいぜいケースのLEDが1つだけなので、電池残量がわからない程度です。
音質は迫力のあるドンシャリ
一言でいうならこのイヤホンはドンシャリ系です。オーソドックスなダイナミックドライバの特性がよく出ています。
今までのSoundPEATSのTWSは、ボーカル部分が弱いものが多かったですが、今作は中高音域も埋もれること無く主張しています。少々音場感が狭い感じもありますが、十分許容範囲でしょう。
値段を大きく上回るということはありませんが、普通に音楽を楽しめる十分な音質です。
15時間という異次元の再生時間
連続再生時間はなんと15時間です。ここまで長時間再生できるTWSは他の価格帯を探しても中々見かけません。
ケース込みであれば35時間の仕様が可能となります。こまめに充電する必要のない製品です。
物理ボタンを採用している
この価格帯特有の感度の悪くて使いにくいタッチセンサー式ではなく、物理ボタン式での操作を採用しており、誤操作を起こす心配はありません。
それ自体は非常に喜ばしいことですが、それもあってか防水性能はIPX5どまりです。汗程度であれば防護してくれますが、雨が降っている日に使うのはちょっと怖いですね。
コーデックも軒並み対応
採用しているチップがQCC3040です。よってSBC、AAC、そしてaptX adaptiveと、主要なコーデックには軒並み対応しています。iPhoneからandroidスマホまで、幅広く使っていくことが可能です。
aptX adaptiveに関しては、スマホ側が対応していない場合は通常のaptXとして機能します。
ゲームモードあり
ゲームでも問題なく楽しめる低遅延モードも搭載されています。流石に音ゲーは厳しいでしょうが、FPSやTPSであれば問題なく使用可能です。
まとめ
良い点
- 見た目が高級感ある
- 質の良いドンシャリ
- 長時間再生可能
- 物理ボタン式
- コーデックが充実している
- ゲームモードあり
悪い点
- 防水がIPX5どまり
ANCなどの特殊な機能こそないものの、完全ワイヤレスイヤホとしては必要十分な機能が備わっています。特に15時間再生というのは存外に大きく、充電の手間がすくなくてすみます。
非常に完成度の高い安定した製品なので、SoundPEATSのTWSの中でも定番モデルといえるでしょう。