Cooler MasterはPCパーツメーカーとして有名なブランドですが、ゲーミングデバイスもそこそこ手を出しています。最近では軽量なハニカムマウスも出したことで、密かに注目が集まっているようにも感じます。
今回紹介するゲーミングマウス、Cooler Master MasterMouse Sはオーソドックスな形状で扱いやすいマウスとなっています。
製品特徴
ザラザラ加工で手触りが良い
表面にマットUVコーティングが施されており、ザラザラした手触りになっています。ピタッと吸い付く感じが好きな人には少々不向きかもしれませんが、加水分解を引き起こすようなラバーコーティングよりは好印象を受けます。
センサーはPixArtのものを使用
センサーにはPixArt PMW-3330を使用しており廉価版の価格帯のマウスでありながらセンサー精度に説得力を持たせています。流石に1万円を超える高級マウスには劣りますが、それでもカジュアルゲーマーが満足できるだけのセンサー精度は持っていると言えるでしょう。
オーソドックスな形状で重量も軽め
マウスとしては一般的な形状をしているので、妙な癖がついたり使い始めに苦戦するといった事もないです。
また、何気に重量も軽くなっており、ケーブル無しでおよそ89gという軽量さです。流石に同社が出しているハニカムマウスには勝てませんが、あちらはくぼみに手垢やホコリが溜まるという弱点があるので、手入れのしやすさはこちらに軍配を上がります。
LEDは控えめに主張
LED発行箇所はマウスホイール部分と後部下の2箇所です。派手に光りまくる感じではありませんが、割と目に入る位置で発光します。後述のソフトウェアで設定するプロファイルに紐づけて色を変更できるので、ただ光っているというわけではありません。
マウスボタンは6個だが拡張可能
オーソドックスな形状のマウスなので、ボタン数自体は多くも少なくもなく6つです。しかし、ソフトウェアでStorm TX機能を割り当てることで、5つのボタンを擬似的に倍に増やすことが可能となります。
本マウスはオンボードメモリにも対応しているので、マウス本体に記録しておけば、ソフトウェアの入っていない他のパソコンで使用する際も機能をそのまま使用可能です。
このStormTXはDPIもあわせて4つのプロファイルで設定可能であり、LEDで色分けする事で視覚的にプロファイルの種類を判別可能です。
また左右クリックボタンは耐久性に定評のあるオムロンスイッチを採用しているので、チャタリングを引き起こす可能性を抑えています。
マウスソールに注意
マウスソールの交換がしやすい設計になっているとの事ですが、そのマウスソールが薄くてプラの部分が時折こすれ、マウスパッドに傷をつけることがあります。
いくらマウスパッドが消耗品とはいえ、自ら進んで傷をつけに行くのはちょっと違うかなと。家具スベールなどを貼り付ける対処が必要になります。
まとめ
良い点
- 表面加工が良い
- ゲーミンググレードのセンサー
- 扱いやすい形状と重量
- LEDが派手すぎず実用的
- マウスボタンの拡張可能
- 左右クリックボタンがオムロン製
悪い点
- 他ボタンはオムロン製ではない
- マウスソールに問題あり
流石に老舗ブランドだけあって、低価格帯の製品でも極めて高い完成度でまとまっています。LEDが程よい感じで且つ、しっかりと役割を持っているてんも素晴らしいです。
流石に1万円を超えるような超高級モデルにはお呼びませんが、エントリーからミドルの価格帯では中々の仕上がりになっています。
ただこの価格帯は競合他社が多いので、協力なライバルが多いのが不憫です。