Bluetooth接続で音楽を楽しむ場合、多くの人は汎用的なBluetoothレシーバーや、スマホの機能で直接接続することが多いでしょう。
スマホ、特にAndroidであれば、だいたいのスマホがコーデックを網羅しているので問題ないですが、パソコンでは違います。
何せコーデックはSBCとaptXのみな上、そのaptXも微妙に癖が強い専用ドライバが必要になってきます。
そこで、今回紹介していくのがオーディオ製品メーカーとして有名なFiioのBTA30 ProというBluetoothレシーバーです。この商品は小型でありながら多機能で、多コーデックに対応した素晴らしい製品です。
BTA30 Proの圧倒的な多機能製
Bluetooth送受信に対応
この製品はBluetoothの送受信に対応していて、どちらもLDACというハイレゾ対応のコーデックでの接続が可能です。
このLDACでの送受信が可能というのは、似たような製品の中でも非常に少ないのです。
LDAC以外のコーデックも一通り網羅しており、SBC/aptX/aptX LL/aptX HD/LDACでの接続が可能になります。
本体裏面にはオーディオ端子各種にUSB TypeC接続端子が用意されていて、アナログ・デジタル問わず接続が可能です。
これのお陰で古いBluetooth非対応のオーディオ機器を、強引にBluetooth対応機種にすることが可能となります。
アンテナは外部取り付けのものを採用しており、これにより内蔵のものより安定した接続強度を確保しています。
USB DACにもなる
Bluetooth接続だけでなく、USB DACとしての機能も搭載しているので、別途アンプさえ用意すれば有線イヤホンなんかでも音楽を楽しむことが可能です。
ES9038Q2MというDACチップを搭載しているので、おまけとは思えない程度には高音質になっています。
ただこの部分に関しては、感動的とか値段よりはるかに上という感じではありません。あくまでUSB DACとしても使える程度に思ってください。
非常に小型で置き場を選ばない
写真の通りこの製品はコンパクトなサイズに落ち着いています。
アンテナで高さがでる事だけ気をつければ、置き場所にはさほど困らないでしょう。
見た目に関しては高級感とまでは言いませんが、値段相応で安っぽさは感じない金属ボディになっています。
この金属ボディもあってか、小型オーディオ機器にありがちな発熱が酷いという問題もありません。暑い時期に使っていても、触れて明確に熱くなっているという感じはしなかったです。
スマホではアプリも用意されている
あくまでスマホ向けのものではありますが、専用のアプリも用意されています。本製品とスマホをBluetoothで接続して、細かな設定やFirmwareの確認なんかも可能です。
できればスマホからFirmwareの更新が可能であればなお良かったのですが、Firmwareの更新はパソコンが必要になります。
付属品
付属品はUSBケーブルに、オーディオケーブル、予備の滑り止め足が付属してきます
まとめ
今まで買った無線オーディオ機器の中では一番の利便性を持っていて、非常に多機能で使い勝手も素晴らしい製品です。
無線という関係上、さすがに有線オーディオには音質面では劣るのが現実なのですが、高性能な完全ワイヤレスイヤホンを、まともなオーディオ向けコーデックで使えるというのは非常に大きな利点です。特にLDACやaptX LLやHDでの接続が可能なのは大きいです。
これらに対応しているBluetoothレシーバーは本当に数が少ないです。
こんな有能な製品ですが、円安などの事情で5月には値上げが予告されています。安く手に入れたい人は4月中に購入した方がいいです。
他に類似品を探すのも大変な便利な製品なので是非。