キャリア入りしてから1年半ほど、1GBまで0円という破格のプランを続けていた楽天モバイルですが、5月頃には2022年7月1日からはこの0円プランはなくなると発表されました。
0円じゃないならもう用はないとばかりに、すでに多くの方が契約解除し、現在もそろそろ変えるかとMNPを検討している方も多くいると思います。
今回は現状の楽天モバイルの使用感を解説し、実際に新たな980円からのプランに価値があるのかという事を考察していきます。
楽天モバイルに契約を続ける価値はあるのか?
現状エリアは広いとは言えない
楽天モバイルのエリア拡大は今だに難航している感もあり、少なくとも楽天モバイル独自のエリアはまだまだ広がりきっていないと言っていいでしょう。
auに曲がりしているパートナー回線エリアをあわせても、日本のどこに居ても使えるというほどの範囲ではありません。
楽天モバイルのエリア内であれば、無制限でどれだけネットを使っても最大2980円税抜きで使用可能ではありますが、範囲が狭いのであればその魅力あるメリットを全ての人が享受できるわけではないのです。
まずは自分の住居と行動範囲が、楽天モバイルエリアにきちんと含まれているかを調べる必要があります。まずは下記のサイトにて、それを確認するべきです。
室内に弱い
楽天モバイルを使っている人で多くある意見として、室内では圏外や極端に電波が弱くなるというものがあります。
これは楽天モバイルの使っている電波に、プラチナバンドと呼ばれる室内や山岳部で繋がりやすい種類のものが存在しないからです。
今まで楽天モバイルを使っていて、自分の生活範囲内でこういった圏外などになったことがあるという人は、他の会社に買えたほうが良いでしょうね。
値段は安いが最安というわけでもない
3GB980円税抜きという価格は、それなりに安いほうだとは思いますが、最安というわけでもありません。
同じ3GBでも若干安く、電波のつながりも安定したau子会社の格安プランのpovoがありますし、単純なプランの安さと品質を見れば、楽天モバイルはさほど優れているわけではないのです。
今までは0円だからと許されてきた諸々の拙い点も、これからはしっかりとお金を徴収していくのであれば、迅速に解決していかなければいけません。
楽天経済圏の人間であれば魅力もある
いままで否定的な意見を上げてきましたが、楽天モバイルにも良い点はあります。他の楽天関連のサービスを使っていれば連携はシームレスに行えるし、楽天市場での買い物をしたときの還元ポイントも、より多くの倍率がかかります。
少なくとも、よく楽天市場でお買い物をしているという人であれば、それだけで楽天モバイルを契約しておくメリットはあるのです。
通話無料でかけ放題は見逃せない利点
楽天モバイル独自の利点として、Rakuten linkを使用した電話であればかけ放題で無料というメリットがあります。
他社のサービスですと、こういったかけ放題プランへの加入は追加で1000円以上取られることもザラなので、電話としての使用を主眼において考えるのであれば、楽天モバイルはまだまだオトクなプランであるといえるでしょう。
まとめ
現状まだまだ楽天モバイルは発展途上であり、日本国内全土で使えるといったサービスではありません。
値段も安い方ではあるも、特別安いというわけでもないですし、無理して契約続行しておくようなプランでもないのが現実です。
今後楽天モバイルに望むのは、もっと安定した接続の為のプラチナバンドの確保と、全域で使えるエリアの広さ、そして1GBまでなら500円などのより安いスマホをあまり使わない層むけのプランを打ち出すことですね。
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