2022年7月2日から、2日以上にまで渡って通信障害を発生させた事態を受けてau by KDDIは利用者に対し一律200円の返金を補償すると明らかにしました。
しかし、このたった200円という小学生のお小遣い以下の補償金が波紋を呼び、火に油を注ぐような事態になってしまっています。
200円という金額があまりにも馬鹿にしているように見えてしまう
一応理屈の上では日割り換算して多少気持ちを付けて返金額を決めたとしている。しかしだ、使えて当たり前のサービスを、いきなりストップさせてしまい、結果的に多くのユーザーが仕事上の不利益を被っている。
私自身、仕事で付き合いのある会社が社用スマホをauで契約していたせいで、2日間まるまる電話が通じずに非常に困ったことになりました。その会社は大企業なので、かなりの損害が出たと実際に話を聞きました。
また、とある牧場主が獣医さんに電話がつながらなかったせいで、牛ニ頭が死んでしまったなどの話も聞いているので、単にサービスの日割りだけ補償されてもという怒りの声があがるのは当然のことでしょう。それも200円です。コンビニ弁当すら買えない金額です。
ただこの総額は72億円にも昇るということなので、au側としても少なくない金額補償をしているのも事実です。
この金額払うくらいであれば解決に動いたエンジニア達にボーナス上げれば?
正直個々人に200円ぽっち渡されても、怒りを煽る事になりかねないのでこの件で大きく働いていた人たちにボーナスを払ったほうがよほど有意義ではと思います。
ことが起きたのは休日からなので、通信障害の復旧にあたったエンジニア達は休日に呼びつけられ働かされていた事になります。
また、この件ではサポートセンターには大量のクレーム電話がひっきりなしにかかっていたので、その対応をしていた人たちにも感謝の意味を込めて特別報酬でも上げたほうが、忠誠度があがるし有意義かと。
まさか72億円の出費があたったから、彼らのボーナス今年は無しとか言いませんよね?
ユーザー側は冷静に対応しよう
こういう通信障害は、結局人間が管理してやっているインフラなので絶対に起きうるものです。この件に対し怒りを抱いたのであれば、文句をつけて騒ぎ立てるのではなく、さっさと別の会社と契約するれば良いんです。
そのために格安SIMがあるんですし、ちょっと調べればau系でない電波を使っている会社なんていくらでも出てきます。
それにauは200円しか払わなかったかも知れませんが、過去に通信障害を起こしたSoftBankやDocomoは1円も補償してませんからね。規模の差はあれどまだauはマシな方ですよ。