新作として販売されたiPhone14シリーズですが、思いの外売れなかったようでいつの間にやら増産計画が休止されていました。
Apple信者から見れば何故と思うかも知れませんが、客観的に見れば当たり前といった印象です。
今回は何故iPhoneがそんなに売れなかったのか考察して行きます。
iPhone14が売れなくなった理由
中国市場が大幅に狭くなった
世界屈指の人口を持つ中国では、現在コロナウイルス対策での強引すぎる規制などもあって、大不況に陥っています。ことコロナ原因の不景気として日本なんて鼻くそみたいに思える大不況です。
それもあってただでさえ中国国内メーカーのスマホが売れなくなっているのに、国外高級モデルのiPhoneの最新シリーズなんて、買いたくても買えるのはごく少数でしょう。
さらに言えば中国では政府の後押しもあって、スマホを買うなら国産を買えという風潮でできています。まして自分たちに経済制裁を加えてくるアメリカの会社のスマホですから、意図的に買うのを避ける人も出てくるでしょう。日本人が嫌韓でGalaxyを避けるのと同じ理屈です。
iPhone14シリーズは高すぎる
新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻などで世界中は大混乱です。多くに人が職を失い、貧困に陥ってる中で「新作iPhone出したよ! 値段も今までより高いよ!」なんて言っても買える人はどれだけいるでしょうか?
日本も円安の影響で値上げして、購入者はかなり減っているようですし、さらに貧困に陥っている海外の人たちがどうやってiPhone14を買うと? 富裕層だけが買ったところで普及しないのであれば増産しても意味が無いですよね。
iPhone14シリーズに魅力がない
iPhone14シリーズって根本的に魅力が無いんですよね。無印は実質1iPhone13のアップデートモデルでしかないし、Pro版は高性能化しているとは言っても値段は爆上げなうえ、なにか革新的な進化があったかと言われるとメインカメラの画素数が増えただけですし。パンチホールになったといっても大きいので前のクソデカノッチとなんか違うのという印象。
これはiPhone以外にも言えることですが、スマホの進化って人間が実感できる範囲では頭打ちになってきていて、ハイエンド帯であればどのスマホもサクサク動くし、カメラだってキレイ。違いはベンチマークテストで数値化するか、デザイン面でしかないんです。後は充電速度の問題くらいでしょう。
高性能になったよと言われても、数値上だけで実感出来ない程度であれば、壊れるまで今のスマホで良いよねってなってしまいます。
価格が手頃なiPhone SE3や旧型に需要が取られている
どうしてもiPhoneが使いたい人は、何もiPhone14シリーズだけが選択肢でありません。Touch IDもあってマスク社会にもマッチしているiPhone SE第3世代があるし、型落ちでも体感殆ど変わらないiPhone12や13もあります。
無理にiPhone14シリーズを買う必要がないこともあって、販売台数はあまり伸びていないようです。
まとめ
多分今回のiPhone14シリーズって、歴代iPhoneの中でもかなり残念なシリーズになると思います。実際にそこまで売れていないし、これはすごいって賞賛している人もそんなに見かけない。
iPhone15かiPhone16の頃には、EU圏の絡みでLightning端子が廃止される予定なので、そこでまた仕様が大きく変わってそっちに需要が集中するんじゃないかと思います。
その頃にはiPhone14シリーズは型落ちになって投げ売りするところも出てくるでしょうし、その時を狙ってお得に買ったほうがいいでしょう。