長い歴史を持つノートパソコンですが、やはり時代の変化により色々と大きな変化をしてきています。利便性が上がったのも事実ですが、トレードオフな部分もあり手放しで喜べないというのが素直な感想です。
この記事ではノートパソコンの変化について解説してきます。
ノートパソコンの変化
とても軽く薄くなった
昔のノートパソコンって、持ち運びを前提していてもとても重かったんですよね。私も学生時代、ちょくちょくノートパソコンを持ち運ばなければなりませんでしたが、本当に重く肩がとても痛くなった思い出があります。
それに結構分厚かったから、ノートや教科書を入れるカバンには入り切らず、別途専用のカバンを用意しなければなりませんでした。嵩張るし重たいというのはかなり持ち運びでは不便です。
しかし、今のノートパソコンはというと、一部のハードモデルを除けば薄型軽量が主軸になっています。もちろんそれでいて、普段使いには困らない性能は確保しているので、実用性を損ねることもありません。
バッテリーのコンパクト化などの、技術進歩が見られますよね。
色々削ぎ落としている
その一方でノートパソコンから消えていった機能も多数あります。
CD・DVDドライブなんてのは最も影響のあるもので、もうUSBのものがあるからそれを使えと言わんばかりです。このドライブレス問題はノートパソコンだけでなく、デスクトップパソコンでも搭載を見送っていることがあるくらいです。ノートパソコンであれば薄さを求める為にやったというのはわかりますが……。
他にはユーザーでの拡張、換装機能が失われています。昔はバッテリーは交換可能であったし、メモリなどの一部のパーツは増設することも可能で、わざわざ専用の機構まで備わっていました。
しかし、今はそれをやることはおろか、修理自体も想定していないのか、中身を見ようと思ったら全分解で、裏面だけでなくキーボードすら取り外しを要求してくる次第です。あまりにも不便すぎる構造になっています。
特にバッテリー交換ができないというのがネックでして、スマホと同じく確実な寿命に怯えることになります。コンセント繋ぎっぱなしなら使えなくもないですが……
まとめ
基本的に処理能力が向上し、低価格でもそこそこ使える性能を保持しているノートパソコンが増え、持ち運びも良好になったのは事実です。
しかしその一報で、トレードオフのように扱いにくくなった面も見られます。いつかどちらも備えた扱いやすいノートパソコンがでることを望んでいます。